不動産会社に「全部任せて!」と言われました。トントン拍子に進んで楽ですが、大丈夫でしょうか? | 家づくり目安箱|縁 創建工房 | 大阪 寝屋川 枚方で自然素材・高寿命の注文住宅・リフォーム・健康住宅
Q & A

家づくりQ&A「家づくり目安箱」

会社選びに関する質問

Q.不動産会社に「全部任せて!」と言われました。トントン拍子に進んで楽ですが、大丈夫でしょうか?

回答

A.「“家”に最終責任は取ってくれない」ことは理解しておくべし。

それぞれの会社の役割を再確認

不動産会社で土地を購入した際「家の建築も、住宅ローンもトータルでお任せください!」と言われることがあります。
その会社で土地を買ったんだからついでに家の建築もローンも任せてしまえば、建築会社探しも改めて金融機関にローンの相談もしなくてもいい。
煩わしいことが一挙に解決するので、気が楽ですよね。
このようにトータルで任せられるのであればお任せしたほうが良いですが「どこまで任せられるのか?」を見極めることが肝心。
ここで一般的な各会社の役割を、その視点に立って考えてみましょう。

不動産会社は土地のプロ

土地を売るのが仕事。
ローンや建築は各提携会社へ委託し紹介手数料でも利益を取得する。
住宅ローンの内容やその土地にどんな家が建つかは直接的に関係(責任)なし。

金融機関は金融のプロ

利用者と自社にとって適正な金融商品(ローン)を売るのが仕事。
利息で利益を得る。
どんな土地にどんな家が建つかは直接的に関係(責任)なし。

建築会社は家を建てるプロ

施主の希望に沿った家を建てるのが仕事。
その家を建てられる土地を買い、その家に住み続けられるようローンのサポートをする。
どんな家が建つか直接的に関係(責任)が大いにあり。

3つの役割

このように、この3つの役割をすべて担える会社があればそこが一番オススメです。
各視点からみてみると最終目標である「家を建てる」ことを請け負う建築会社にとって、その目標が叶わないこと(家が建てられない土地や返済できないローンを組むこと)をしてしまうと、自分たちの立場からしても困ることになるということがわかってきます。
質問者さんのように土地を買った不動産会社に丸ごとお任せするとスムーズに進んで楽かもしれません。
その土地を買った目的は「家を建てること」であることを今一度思い起こしてみましょう。
なんだか遠回りに思うかもしれませんが、この「家を建てること」がお互いの最終目標である人たちと一緒に考動(こうどう)すること”家づくりにとっての正解”の近道かもしれません。

もっと聞きたい、勉強したい方は 「家づくり寺子屋