素材へのこだわり

全国から厳選した、自然素材の魅力

「縁 創建工房」の代表であり、
かつ現場を第一線で取り仕切る
フロントマン松藤社長に
素材へのこだわりを伺いました。

理屈抜きで感じ取った
自然素材の心地よさ

大工の修業時代、独立して間もない下請け時代から、木目がプリントされただけの工業製品や安価な輸入材を寄せ集めて作った集成材を使うことに違和感があったという松藤社長。
「もちろん、工業製品を使うことによって均一な品質を保つことできるなどのメリットはあります。
でも、できるだけ安く、できるだけ早く仕事を終わらせる雰囲気が強くて… 私は嫌でしたね。工業製品特有の化学物質の臭いなども気になり出して、当時はマスクをして仕事をしていたことを覚えています」。
また、大工としての技術、細部へのこだわりを認めてくれないなら、自分ではなくてもいいのではという思いも強かったのだという。
「無垢材などの自然素材を扱うときには、その肌触りや香りが、無条件で心地よかった。子供のころ自然の中で育ったというわけじゃないけど、理屈抜き、直感的に自然素材の魅力を感じ取ったんでしょうね」。

大工としての感覚を大切に
日本全国素材探しの旅へ

「縁 創建工房」を設立する前には、日本全国を歩き回り、自社で扱う建材や素材探しの旅に。
現場で家をつくる大工の感覚を大切に、本物の材料を探し求め、現地の製材業者や加工業者と、さまざまな言葉を交わしたのだという。
その素材探しの旅で出会った、代表的なもののひとつしてあげられるのが、柱や梁などに使われる紀州産のヒノキや杉。家をしっかりと支えるために大変重要な構造材だ。
現在も関係が続く和歌山県の業者を訪ねたときには、代表とされる良質な木はたくさん残っているのだが、山が荒れてしまい、切り出した木材を運搬する木だし作業もままならない状況や、安価な外国産木材に頼るあまりにおきる林業の荒廃などを目の当たりに。
それでも地元が誇る良質な木材を、多くの人に届けたいという思いなどを強く感じたのだという。
「樹齢60年以上の“芯持ち”のヒノキは、安定性や耐久性、防蟻性などに優れ、紀州杉の凛とした表情や香り、調湿機能などは実用面においても高品質」と、松藤社長が語るように、素材の品質はもちろんのこと、現地業者のものづくりに対する姿勢や空気感なども大切に地道に開拓し続けた結果、1社1社ブレーンが増えていくことになる。
そのような職人気質あふれる、強い信頼関係で結ばれた各業者から直接仕入れを行うことにより、結果的にはコストダウンにも結びついているのだ。

自然素材の良さを実感する
お施主様からの声

自然素材にこだわった家づくりは、1軒目の住宅を竣工した施主からの声で核心に変わった。「住んでいて気持ちがいい!」という喜びの声。
「表面的な加工を施したフェイク(工業製品)にはない、ぬくもりや安心感が自然素材にはあるんでしょうね。毎日の生活の基盤になる家だからこそ、肌感覚でわかる安らぎや心地よさといえるものが…」。「私も、これでよかったんだと実感しました」。
このような言葉を数多くもらうことによって、紀州産のヒノキや杉を使用した柱や梁はもちろんのこと、夏涼しく冬暖かい羊毛断熱材、炭を利用した防蟻材、ヒノキや杉の無垢材を使った床材、再生紙やウッドチップなどからなる壁紙にいたるまで、天然素材・自然素材にこだわりぬいた現在の家づくりの姿へと進んでいく。
「自然素材には、耐久性や調湿性、断熱性、防菌性など、さまざまな特徴があり、そのような個々の特徴を総合的に組み合わせることによって快適な住まいが誕生します。木材ひとつとっても、木目や節など、それぞれに個性があり、それを経験と技術で生かすも殺すも大工の腕次第のところがありますからね」。

家族参加型の家づくり
家族と一緒に成長する住まい

自然素材を使った家づくりに加え、「縁 創建工房」には、もうひとつ大切にしていることがある。それは、施主とのコミュニケーション。その対話は、住宅の計画段階から繰り返され、施主の家族構成や将来などを見据えた理想の住まいが提案される。
それは、家は「買うものではなく、つくるもの」という考え方。できるだけ家づくりに参加してもらい、ご自身で建てたという実感や愛着、家族という絆を深めてもらいたいから。
簡単な棚を作ったり、防蟻材の炭塗りを楽しんだり、家族の手形をリビングの太い梁に押して記念に残すこともある。
「自然素材を使った家は、気候や気温に応じて常に呼吸して、最適な室内環境を整えようとしてくれます。
床や柱に付いたキズも、ビニールクロスや集成材ならただの“汚れ”かもしれませんが、天然木なら、それが“風合い”になるんです。年を経るごとにいい味をだしてくれます」。家族の成長とともに家も成長していく――。自然素材にこだわった家づくりは、そんなぬくもりに満ちた魅力も秘めている。

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