社長BLOG 家づくり奮闘記

基本、普通、常識、非常識。

先日ある大工さんと話した所、私の概念ではあり得ない工程や、素材の選定、または考え方と言うか…よそ様の事をどうこう言える立場でも無いので、詳しくは言えませんが、プロとしてビックリな事を聞きました。

私は数年前まで、15年以上現場で物作りをしていた人間ですから、大工さんの事も業者さんの事も、段取りの事も、ある程度は分かった上で、現在家づくりをしています。

しかし、その考えの基本がぶれていると言うか、私の考えでは理解できない同業さんも沢山いる業界なんです。もちろん他社さんが、私達の会社の考えを否定する事もあるでしょう。

でも基本ってありますよね?

施主様から大金を頂き、やり替えが、きかない事をしている訳です。

私達は、機械ではありませんからミスもします。でも致命的なミスはダメです。でも人がコツコツ作る仕事ですから、ミスをするリスクはあります。でもこれは防げる事が大半です。

某ハウスメーカーがCMで言っている、「私達は工場で家を作る」これはスゴイですよね。でも分かります。ミスを無くすためには、工場できちんと管理された状態で作り、出荷??する。

結果、ミスもなくなり品質もぶれない。(ただ私はしませんが。)

基本を抑える為に、工場で生産しているメーカーさんは正解とは思います。ミスは皆無でしょう。私達がしている事って車で例えるなら、車の設計をして、エンジンも一から組み立てて、シートも、フロントガラスも、ある意味、全て人がコツコツ一から作っているって事なんです。

そんな、非合理的な事をするなら、全て決めて、規格して工場ラインに乗せて機械が大量生産する。

これは確かに合理的で生産的です。(しかし私はしませんが。)

注文建築って本当に思いますが、施主様によって大きく変わります。棚の高さも、全て違います。これは無限のパターンがあるでしょう。その無限のパターンを、真摯に受け止めながら家づくりをしないと、横柄な態度になってしまったり、「普通これはしませんよ」というキーワードを言ってしまう訳です。

そう言う人間に限って建築の知識は薄っぺらいんですが…(営業マンに多いですね)

昔の大工仲間から聞いた話で、忘れられない話があります。こだわり満載の腕も一流の彼が、施主様に「そういう事は普通しませんよ」と言った事があります。その施主様から「普通って何ですか?」と言われたそうです。これは当時、彼から相談されて一緒に悩みました。

「普通って何ですかね?」悪気がなく施主様に言った彼は悩んでいました。

今から思うと、「普通」って勝手に自分が決めているだけなんです。

ただ、プロとしての「普通」は言わないと、施主様が求める「普通」が、将来家を痛めたりする事になるならダメですから、そこはきちんとお話しないといけません。

今の時代、多種多様な、工法、素材、価格、保証など沢山の考えや方法もありますが、基本は一緒でなければ、消費者である施主様が被害を被ると思います。

そして「基本」は難しい事ではないと思っています。

私は、やはり作り手は、裏方に徹するべきだとは思いますが、基本的な事は抑えて、施主様が間違った方向に行かないように、ただただ、道標となったらいいと思います。

悩んだり、不安になったり、テンションが上がりすぎたり、夫婦で意見が食い違ったり…

黙って聞いたり、アドバイスしたり、背中を押したり、軌道修正したり…

基本を大切にこれからもやらないとダメです。

そして私達の常識が施主様からして、非常識にならないように。

足元を再度、見つめ直したいと思わしてくれた出来事でした。

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