創建工房 コラム

注文住宅 家具

注文住宅と造作家具

生活空間でのヒトとモノの関係を考えたときに、最も近くにある存在が「衣服」です。次に「家具」が来て、最後にすべてを囲うものとしての「住宅」があります。「家具」と「住宅」はこのような関係にあることを理解しておくと、家具選びがスムーズに運ぶことでしょう。



注文住宅を建てる際の、家具を選ぶタイミング

注文住宅に置く家具の場合、「できるだけ早く選ぶ」のが基本です。自分や家族が快適に過ごせるスペースは家具の配置に大きく左右されます。また、気に入った家具に囲まれての生活は、精神をリラックスさせる効果も見込まれるため、住宅という場所では特に重要なポイントです。

もし、住宅の間取りを先に決めてしまい、気に入った家具が設置できないとなると、それは本末転倒と言わなければなりません。集合住宅や賃貸住宅であれば、「家具」より「住宅」が優先されるのはしかたのないところですが、せっかくの注文住宅なのですから、優先順位を間違えないようにしましょう。

造作家具(造り付け家具)のメリット、デメリット

高級ブランドの衣服には「オートクチュール」と「プレタポルテ」があります。前者は着る人の身体寸法を採寸して、ぴったりのサイズで作ります。そのため、服のシルエットも自然で快適な着心地となります。その反面、手がかかるので高価です。後者は標準サイズに合わせて型紙を用いて作ります。量産が可能なので安価なのですが、ピッタリのサイズに巡り合うことはほとんどありません。「造作家具」は衣服のオートクチュールと同じです。住宅は一品生産であることが多く、「作り付ける」というのは、それにあわせて「世界でひとつの家具」を作ることです。その家具が収まる住宅との相性は最もよいのですが、量産品ではないので高価になります。


造作家具ならハウスメーカーより工務店?

ファーストフード・レストランのキッチンスタッフと寿司屋の寿司職人は共に食事の提供者ではありますが、その仕事内容には雲泥の差があります。前者は主にセントラルキッチンで作られて冷凍状態で配送された食材を、解凍・盛り付けて供します。後者は魚市場まで出向き、自ら吟味した食材を使い、その日の客の好みや体調を勘案して、素材を最適化して供します。ハウスメーカーと工務店の関係もこれと相似です。ひとつ異なる点があるとすれば、オーダーメイドの造作家具であっても、工務店の見積もりのほうが安くなる可能性がある点です。

一般的なハウスメーカーにはオーダー家具を供給する機能はないので、その場合は外注となります。それに対し、工務店では設計から制作・取り付けまで自社で行う事が多く、マージンが低く抑えられるからです。ですから、造作家具にこだわる場合は、工務店に発注することを念頭に置きつつ、ハウスメーカーにも相見積をとってみることをおすすめします。

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