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2013年06月16日 社長ブログ
後悔先に立たず?
先日、家の相談を受けたのですが、詳しく聞けば建売を購入してまだ9年。
「ん??なんで。。。」もちろんそう思い、ヒアリングしていくと、
・夏暑い
・冬寒い(家の中の気温が2度になる時も)
・窓の結露がすごい
・結露によるカビの発生
・日当たりが悪い
まあこんな感じでした。私たちが定期的に開催している見学会でも、前述の事は起こるのです。近所だから軽いノリで。。。なんで感じで来られたら、「なんでこの家ってこんなに暖かいのですか?」とか、夏の場合は反対の事を言われます。
創建工房の家ってすごい性能が良いんです!って宣伝をしたい訳ではありません。私が一番こだわっている事は単純に、
「家づくりで後悔して欲しくない」って事なんです。
お客さんは素人だから仕方がないかも知れません。もしかしたら建売住宅を作っている業者にも責任はあるのかも知れません。
しかし、私はやはり買う側に問題があると思います。
簡単に駅が近いから便利とか、50区画もあるから同年代がくるだろうとか、深く考えてないとか、もっと言えば、安かったからとか。。。
そんな事で決めるから後悔するんですよ。そして一度買ってしまえば35年のローンに追われる訳です。35年ですよ。一生の問題にもなる可能性もある訳です。
私は立場上、誰に何と言われても一生で一番高い買い物と言われる家を扱う事を、生業としていますから、何度でも伝えます。
もっと勉強して下さい。そんな一瞬で決めないで下さい。1万円で土地を予約できる分譲地でも、もう少し夫婦で考えて下さい。
私は相談に来られた方に言いました。
「今の家を売却してローンが残っても、新しく自分たちが納得する家を建てたいのですか?」
答えは「YES」
しかし、沢山のヒアリングをしていく中で、すぐには動けない事もわかり、無理に動けば不幸になるだけなので、今後のアドバイスをさせて頂きました。
やっぱり複雑な気持ちになります。買う側の責任?そんな家を作る側の責任?
難しい。。。
どんな家でも、住む人が後悔していないなら成功でしょう。納得しているなら成功でしょう。その家で落ち着くなら良いでしょう。子供が気持ちよく健康的に育つ環境なら良いでしょう。長く持つ家なら良いでしょう。
シンプルにそう思います。これからも私は時代には流されず、ぶれずに自分が信じている家づくりを、会社の同志と一緒にやっていきます。正解は住む側の心の中にある訳ですから、一生正解なんて分かりませんが。
粛々と秘めたる想いで、まっすぐな家づくりへGOです。