木材の紹介 ※桐材
こんにちは、北川です。
何回かに分けて木材を紹介しました。
「桧」「杉」「パイン」ときて、今回は「桐」を紹介したいと思います。
桐は日本の木材の中で最も軽い木で吸湿性に優れています。
軽くて柔らかいので腐りやすいと思われがちですが、桐材に防腐成分の「タンニン」によって腐食にも非常に強い木材です。
火に対しては表面が焦げて炭化し、中までは火が届きにくいという性質を持っていることから火災があっても中身までは燃えにくく、
大事なものを納めておく為の家具の材料として重宝されてきました。
そして防虫効果もあります。
桐ダンスや桐箱は上記のような特長を利用して着物などの収納に活用していたといえます。
逆に冬場に暖房をするときは注意が必要で、乾燥が進んで割れが生じることもあります。
あと柔らかい材質のため、キズが付きやすい特性もあります。
上記の特性を活かし、当社のクローゼットの壁材も「桐板」を標準で使用しています。
クローゼットに桐板を使用して、大切な衣類を保存するのもひとつの方法だと思いますので、ぜひご活用いただければと思います。