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2025年06月07日 社長ブログ
優しさだけでは守れない
過保護
この言葉が、
ふと頭をよぎることがあります。
誰に対してか?
それは、社員に対してです。
「自分の常識は他人の非常識」
そう意識しているつもりでも、
社外の方にうちの社員のことを話すと、
思っていた以上に現実は厳しく、
シビアな意見が返ってくることがあります。
「その子、配置換えたら?」
「レベルに合った仕事だけやらせれば?」
「自分にとっては「常識」だったが、
この方には「非常識」だったんだ…」
外から見れば合理的な判断かもしれません。
私自身も、他社の話ならそう言うかもしれません。
でも、
やっぱり簡単には割り切れないんです。
社員はある意味
「家族」のような存在です。
一緒に悩み、
成長を願い、
信じて声をかけ続けてきた存在です。
だからこそ、
「成長してほしい」
「誰も言わないなら、自分が言おう」
「今ここで向き合わないと、将来つらくなる」
そんな思いで関わってきました。
けれど、それでも変わらない子もいます。
どれだけ情熱を込めても、
想いが届かないこともある。
なぜなら、
人は他人の力では変えられないからです。
だからこそ、
どこかで覚悟を決める必要があるのかもしれません。
もちろん、
こうした葛藤があったとしても、
お客様の家づくりに対しては
一切の妥協はしません。
私たちは常にチームで協力しながら
家づくりをしています。
けれど、
お客様にお届けする品質と責任の最終判断は、
私が担っています。
だからこそ、どんなに社員が大切な存在であっても、
お客様の信頼を損ねるようなことだけは、
決して見過ごすことはできません。
ここだけは、
絶対に譲れない一線です。
社員にとっても厳しい判断になるかもしれない。
でも、それが
「本気の愛情」だと信じています。
世の中は、シビアです。
だからこそ、私たちは「ぬるさ」とは戦い続け、
本気で信頼される家づくりを貫いていきます。