「信頼は一日にして成らず」

家づくりの現場でも、

経営の中でも、

つくづく感じることがあります。

それは「信頼は一日にして成らず」ということです。

どれだけ立派な言葉を並べても、

一回の説明や一度の工事で

完全な信頼が生まれるわけではありません。

信頼は、日々の小さな積み重ねからしか

育たないのです。

たとえば、お客様との打合せ。

時間を守る、約束を守る、

言ったことを実行する。

お客様からの連絡には即レスをする。

一見当たり前のようですが、

その当たり前を丁寧に続けることで、

初めて安心が生まれます。

現場でも同じです。

釘一本の精度、

掃除の一手間、

細部の収まり。

その積み重ねが「この会社は誠実だ」

という評価につながる。

逆に、たった一度のごまかしや怠慢が、

一瞬で信頼を失わせます。

信頼は“借りる”ことはできません。

お金で買うこともできません。

時間をかけて築き、

誠実さで守り続けるしかないのです。

だから私は、

信頼を大切にしたいと思います。

一日ではつくれないからこそ、

今日もまた一歩積み重ねていく。

その歩みが、

未来のお客様や社員たちにとっての

「この会社なら任せられる」

という安心につながる。

信頼は、時間と誠実さの結晶です。

私はその重みを背負って、

これからも家づくりに向き合います。