更新情報
NEW
2025年11月28日 社長ブログ
“言わなくても分かる”は、リーダーの怠慢

「察してほしい」
「分かっているだろう」
そんな言葉を、
リーダーが口にしてしまうことがあります。
でも私は、それは怠慢だと思っています。
人は、自分の頭の中にあることを
他人も同じように理解していると
錯覚してしまう生き物です。
特にリーダーになればなるほど、
“言葉にしなくても伝わるだろう”と
思ってしまう。
でも、それが一番危険です。
リーダーの頭の中には、
全体像・背景・目的が入っています。
しかしメンバーには、
その一部しか見えていません。
言葉にして共有しなければ、
それぞれが違う方向へ動き出すのは当然です。
「伝えたつもり」になっている時、
一番伝わっていません。
私も何度も経験しました。
相手の理解を確認せずに進めた結果、
「え、そういうことだったんですか?」
というズレが起きる。
これは相手の責任ではなく、
伝える側の責任です。
リーダーの仕事は、
“言うこと”ではなく、
“伝えること”。
そして、“伝えること”は、
“相手が理解できるまで伝える”ということです。
どれだけ丁寧に説明しても、
相手が理解していなければ、
それは「伝えていない」のと同じです。
優れたリーダーほど、
何度も、何通りもの言葉で伝えます。
時には図を描き、
時には現場で一緒に動く。
因みに
「この相手には伝わっているかの確認をした方がいい」
と感じる場合は、
「じゃあどうインプットしたいのか今アウトプットして」
と言うようにしています。
そのような「伝わるまで向き合う姿勢」が、
やがては、信頼をつくります。
“言わなくても分かる”関係は理想ですが、
それは長い時間をかけて
信頼を築いた結果にすぎません。
最初から察してくれる人など中々いません。
だからこそ、
リーダーが言葉を惜しんではいけない。
言葉は相手への誠意であり、
行動の方向を示す羅針盤です。
「伝えすぎるくらいで、ちょうどいい。」
そう思えるリーダーが、
組織を強くしていくのだと思います。