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2025年03月01日 社長ブログ 社長コラム

正しい知識:地盤編

 

家を建てる前には必ず地盤調査を行う必要があります。

建売でも注文住宅でも、建て替えでも同じです。

 

そして、地盤調査を行い、

地盤が弱い場合は地盤改良工事を行う必要があります。

 

地盤調査とは、敷地の地盤が現状どの程度の強さがあるのか?を

測る為に行う作業です。

※地耐力20KN/㎡~30KN/㎡程度あれば良いと言われています

 

地盤調査後、現在の地盤のまま木造住宅を建てても

大丈夫なら、そのまま基礎着工となりますが、

自沈層などがあれば、軟弱地盤判定となり、

地盤改良工事を行う必要があります。

 

この地盤改良工事は沢山の工法があります。

 

  • 表層改良
  • 柱状改良
  • 鋼管杭
  • その他特殊工法

 

すごく大まかに分類すると上記になります。

 

地盤業界も中々の問題があるのですが、

地盤改良工事には必ず保証が付きます。

 

改良工事を行い、後に地盤沈下により、

家が傾いたりすると保険適応となり、

最大5000万まで保証対象となります。

 

実際に住む方からすると安心な事だと思います。

 

しかし、私が考える問題点を下記に示します。

 

  • そもそも本当に改良工事をする必要があったのか?
  • 地盤調査結果の説明があったのか?
  • 複数の改良工事方法の説明が建築会社からあったのか?
  • 各改良工事のメリット、デメリットの説明があったのか?
  • 各改良工事の見積書の説明があったのか?

 

このような問題点です。

 

地盤は、基礎と建物などと関係するので、

難しい世界なのですが、最低限の知識でも

お客様に説明を行う必要があります。

 

土地はお客様の資産です。

 

そして、改良工事をすれば、

100万円以上のお金がかかる可能性もあります。

 

業界の問題点で言えば、

地盤調査会社と改良工事を行うのが、

同じ会社という事も問題かも知れません。

 

あとは保険があるなら、やっといた方がより安全なので、

改良工事ありの判定を出している会社もあるかも知れません。

 

あるいは逆もあります。

 

「この地盤調査結果で改良工事不要?」

「まあ地盤保証が付くからええか、、」

 

こんな感じです。

 

地盤一つとっても沢山学ぶ事はあります。

 

「私たちは素人なのでプロである建築会社が

ベストな提案をしてくれる、、」

 

地盤ではこの考え方さえも無い可能性があります。

 

しかし難しい知識をお客様がご自分のみ、

調べていく事も大変です。

 

因みに改良工事必要となれば、

ほぼ、柱状改良を提案されます。

 

理由は、安価で早く終わるからです。

 

柱状改良は地面の中に電信柱が埋まっているイメージなのですが、

メリットもあればデメリットもあると考えます。

 

これは、いい悪いという話ではなく、

建築会社からしっかりと説明された上での選択ならいいんです。

 

きちんとプロとしての仕事をしている会社様は、

必ず事前に説明をしてくれます。

 

そのような会社様と家づくりをして欲しいと思います。

 

この情報がお役に立てれば幸いです。