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2025年05月18日 社長ブログ
削ろう会 全国大会in交野市
4月12日~13日に削ろう会の全国大会が
交野市で開催されました。
削ろう会とは ※削ろう会HPより引用
鉋(かんな)削りをはじめ、
手道具や伝統技術の可能性を追求する会です。
大工をはじめとする木造・木工関係の職人のほか、
その工具を作る鍛冶、手道具や職人に興味のある
アマチュアが集まって、
競い・楽しみながら技術交流をしています。
鉋クズは本来、仕事の副産物であり、
ふつうなら捨てられてしまうモノですが、
大の大人を夢中にさせる奥深さがあります。
その厚みわずか数ミクロン(1000分の1)
という極限に達するまでには、
研ぎや台の調整など数々の習練と工夫を要します。
また、削リスト
(削ろう会では、削り手を“削リスト”と呼んでいます)
だけではなく、鉋鍛冶など道具のつくり手の
習練や工夫も積み重なっており、
いわば技の結晶のようなものなのです。
削リストの薄く均一な削りクズは
向こう側が透ける事はもちろん、
まるで絹のような光沢があります。
故・永六輔氏はこの美しい鉋クズを
『削り華(けずりはな)』命名されました。
削ろう会では、一般的な寸8/70㎜鉋だけでなく、
1尺幅の大鉋(おおがんな)や、
台鉋の前身となる槍鉋(やりかんな)、
荒削り道具のチョウナに試みる人もいます。
伝統の技の習得や自身の腕の向上を目指し、
それぞれが習練し交流する中で、
日本の木造建築や木工芸の
技術・文化を次世代に繋げていきたいと思います。
削ろう会は道具の使い手とつくり手との
交流の場でもあります。
全国大会の会場で道具の展示販売をする際も、
商売だけが目的ではなく、
使い手とつくり手が顔を合わせ
意見交換をする機会となっています。
如何でしょうか。
このような取り組みは素晴らしいですね。
国産材の無垢材を使った家づくりをしている私としては、
激しく共感します。
実際に足を運び、見学したのですが、
日本の大工は世界一ですね。
この技術を次の世代に渡さないといけないとも思いました。
自然素材である木を読み取り、
削り、加工をして使う。
考えて、作るという、
物つくりは次の世代にも残していかないといけません。
子供が体験をしている姿を見てもいいですね。
このような取り込みをしている、
削ろう会の皆さんには感謝すると共に、
自分が出来る事を今後も真っすぐ行っていこうと
改めて思った次第です。