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2025年07月08日 社長ブログ 社長コラム
情意投合の家づくり:想いが通じ合う10の対話 ~信頼できる住宅会社の見分け方~
●情意投合とは
「情意投合」とは、
「お互いの気持ちが通じ合い、理解し合えること」
家づくりという人生の大きな決断において、
住宅会社と施主がこの“情意投合”を果たせるかどうかは、
完成した家の満足度を大きく左右します。
家づくりを始めたばかりの方から、
よく聞かれる質問があります。
「どの住宅会社が一番いいんですか?」
「どこが信用できますか?」
確かに、今はどの会社もホームページはきれいだし、
SNSでは映える施工事例が並び、
性能・価格・保証も一見“差がないように”見えます。
でも、実際に家を建て終えたお客様から出てくる言葉には、
数値では測れない“違和感”や“安心感”の記憶が残っているのです。
今回は、そうした
「見えない価値=情意」の部分に目を向け、
本当に信頼できる住宅会社の
見分け方をお話ししたいと思います。
■ 情報は「材料」にはなるが、「判断基準」にはならない
・UA値(断熱性能)は良さそう
・耐震等級も確保している
・価格も想定内、施工例もきれい
ここまでは、カタログの比較で十分判断できます。
でも、それだけで判断してしまうと、
・「家は良かったけど、打ち合わせが苦痛だった」
・「言ったことが伝わってないと感じた」
・「最初の説明と話が違った」
こうした、「情のすれ違い」が積もっていく
結果になるケースもあります。
■ 信頼できる会社には「共通する空気感」がある
信頼できる住宅会社には、必ずと言っていいほど、
空気のような安心感があります。
たとえば――
・小さな質問にも「立ち止まって」答えてくれる
・意見を否定せず、背景をくみ取ってくれる
・担当者と話していて「変に気を遣わなくていい」と感じる
それは、「接客スキルが高い」というより、
「この人たちは本気でこちらの
暮らしを考えてくれている」という感覚です。
■ 違和感は無視しない
打ち合わせ中に、
こんな小さな違和感を覚えたことはありませんか?
・「この話、ちゃんと聞いてくれてるのかな…?」
・「なんか急いで進められてる感じがする」
・「それはできませんの理由が腑に落ちない」
そういう時、性能や価格が良かったとしても、
心が引っかかっている感覚は無視してはいけません。
家づくりは短距離走ではなく長距離マラソンです。
信頼できる相手と一緒に走らないと、
後半に息切れします。
■ 見分けるポイントは「言葉より反応」
信頼できる会社は、「いいこと」を言うのが
上手なわけではありません。
むしろ注目すべきは、
あなたが何かを言った後の反応です。
・真剣にメモを取る
・一度立ち止まり「なぜそう思われたのか」と確認する
・「それ、うちでは難しいかもしれませんが…」と正直に伝える
このような誠実さが、
数値やデザインには現れない
真の信頼性だと私は思います。
■ 決め手は「この人たちと一緒につくりたい」と思えるか
最終的に、住宅会社を選ぶ際に一番大事なのは、
「この人(このチーム)と
一緒につくりたいと思えるか」という感情です。
それは恋愛にも近い感覚かもしれません。
「条件は全部そろっているけど、なんか違う」
逆に「多少条件は違っても、この人となら大丈夫と思える」――
この情意こそが、
家づくりのパートナーを選ぶ本質的な力になるのです。
●まとめ
・性能・価格・実例は「材料」にすぎない
・信頼できる住宅会社は「反応」が丁寧で、誠実
・判断基準は「安心できる空気」と「一緒に走れるか」という感情でよい
次回の「情意投合」シリーズでは、
「引き渡しのあとに、本当の情意は試される」
建てたあとの信頼関係についてお話します。