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2025年07月17日 社長ブログ

“プロとしての答え”と“お客様の納得”は別物

 

私たちは日々、家づくりのプロとして

「正しい答え」を持っています。

断熱性能、耐久性、構造の安全性など、

経験と知識から最適解を導き出すことができる。

 

でも、その“正しさ”が、

そのまま“お客様の納得”に繋がるかというと、

そう簡単ではありません。

 

たとえば、

「この断熱材の方が性能は上です」と説明しても、

お客様がピンと来なければ、

「高いものを勧められている」と感じてしまうこともある。

これは、私たちがよく直面する“プロあるある”です。

 

だから私はこう考えます。

 

プロの役割は「正解を押しつけること」ではなく、

「お客様が自分で納得できる答えに

たどり着くためのお手伝いをすること」だと。

 

そのためには、

時間も対話も必要です。

一方的に説明するのではなく、

わかるまで一緒に考えること。

「なぜそうしたいのか」

「本当に必要としているのは何か」

そこに向き合うことで、

初めて“納得”が生まれる。

 

正しいことを言っていても、

お客様が「理解してもらえていない」と感じたら、

そこには壁ができてしまう。

 

だから私は、

プロの判断とお客様の気持ちの間にある

“すき間”を埋めていくのが

本当の仕事だと思っています。

 

“知識”ではなく“共感”

“正解”よりも“納得”

 

そこに、人と人との信頼関係の

ポイントがあると思うのです。