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2025年07月25日 社長ブログ
受け止める
ある番組を見ていたときのこと。
終盤、問題を起こした会社の若手社員が
インタビューに答えていました。
「今回の問題は、会社の問題というより、
自分自身の甘さだったと思います」
そう語る姿に、私はハッとさせられました。
ちゃんと、“受け止めている”。
何が起きたのか。
誰が悪いのか。
どうすればよかったのか。
それを人のせいにするでもなく、
会社の仕組みに文句を言うでもなく、
「自分ごと」として受け止めていたんです。
これは、すごいことだと思います。
「受け止める」って、簡単なようで一番難しい。
なぜなら、人は本能的に「守りたくなる」から。
自分のプライドや立場、評価を守るために、
つい言い訳をしたくなる。人のせいにしたくなる。
でも、そこでグッとこらえて、
「自分にも原因あるかもしれない」
そう思えるかどうかで、人は大きく変わる。
これはリーダーに限らず、
社員一人ひとりにも言えることだと思います。
会社の中で問題が起きたとき、
「誰の責任か?」を探すよりも、
「自分にできることはなかったか?」と考える。
これができる人は、必ず成長します。
逆に、
「私は聞いてませんでした」
「私の担当じゃないです」
そんな言葉が口をついて出るようでは、
その先にある“信頼”や“役割”は回ってこない。
うちの会社でも、
「完璧な人」なんていません。
私自身、失敗だらけです。
でも、だからこそ大事にしたいのは、
うまくいかなかったときに
「受け止める姿勢」があるかどうか。
それさえあれば、
人は何度でも立ち上がれる。
組織も、前に進める。
だから私は、
結果だけじゃなく、
“受け止め方”を見ています。