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2025年08月20日 社長ブログ
“細かい指示”より、“深い共感”
現場でも社内でも、
ついつい細かく
指示を出してしまうことがあります。
「この順番でやって」
「こう言った方が伝わる」
「これは必ず確認して」
たしかに、
そうすることでミスは減るかもしれません。
しかし自分が人を育てたいと
スイッチが入ってからは、
このような考えが出てきました。
細かい指示が増えるほど、
“その人らしさ”が消えてしまうんじゃないか?
仕事の質って、必ずしも
「言われた通りにやったかどうか」では決まらない。
大切なのは、「なぜそれをやるのか」が、
本人の中でしっかりと、
腑に落ちているかどうかだと思います。
たとえば、お客様に対してなぜこの言葉を選ぶのか。
なぜ現場でこの順番を守る必要があるのか。
ただ“やれ”と言われてやるのと、
意味を理解して動くのとでは、
結果がまったく違う。
“共感”があると、
人は自分の頭で考えて動くようになる。
多少手順が違っても、想いが通じていれば、
ちゃんと目的地にはたどり着く。
ただ道順が違うだけ。
逆に、“共感”がないと、
どれだけ正しい指示をしても、
やっている本人の中では
「なんとなく」になってしまう。
「ここに行けと地図通りに来ましたけど?」
って感じです。
それって、
ものすごくもったいない。
私たちが本当に目指すべきは、
「指示通り動く人」をつくることじゃなくて、
「想いを共有して一緒に目的を目指せる仲間」を育てることです。
細かいことより、深いところ。
やり方より、想い。
そこに、
組織としての強さが宿ると思うのです。