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2025年09月16日 社長ブログ

“話を聞く”だけでは共感は生まれない

 

家づくりの打合せをしていると、

たくさんのお客様の声をお聞きします。

「収納を増やしたい」

「明るいリビングにしたい」

「家事がラクになる間取りにしたい」

 

私たちの役割は、そ

うした要望をしっかり聞くこと。

でも、ただ“聞くだけ”では

共感は生まれません。

 

お客様が話している言葉の背景には、

必ず「本当の想い」があります。

 

「収納を増やしたい」の奥には、

「片付けに悩まず、家族が気持ちよく暮らしたい」という願いがある。

「明るいリビングにしたい」の裏には、

「家族が自然と集まる空間にしたい」という想いがある。

 

その想いを“受け止める”こと。

そして

「なるほど、そういう暮らしがしたいんですね」と

“返す”こと。

 

ここまでできて、

初めて本当の意味での

”共感”が生まれるのだと思います。

 

私はこれまで、ただ話を聞いただけで

「なるほど、わかりました」と

返してしまった経験があります。

 

そのときは一見スムーズに

進んだように見えましたが、

後で「なんだか思っていたのと違う」

と言われてしまった。

 

つまり、私は“言葉”だけを受け取って、

“想い”を受け止めきれていなかったのです。

 

逆に、「なぜそう思うのですか?」ともう一歩踏み込み、

その気持ちの背景を聞いたときには、

打合せがぐっと深まった経験もあります。

「わかってもらえた」という安心感が、

お客様の表情に表れる瞬間がありました。

 

共感とは、単なる「傾聴」ではありません。

相手の言葉を、自分の中で理解し、

受け止め、言葉として返すこと。

そのキャッチボールの中でこそ、

お互いの距離は縮まっていきます。

 

私たちはこれからも、

「聞く人」で終わるのではなく、

「共感して返す人」でありたいと思います。

 

お客様の想いを受け止め、返す。

その積み重ねが、

安心できる家づくりにつながるのです。