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2025年11月19日 社長ブログ

叱るより、気づかせるほうが難しい

 

リーダーとして人を育てる時、

「叱る」と「気づかせる」は

似ているようで、まったく違います。

叱るのは一瞬でできますが、

気づかせるには時間と覚悟がいります。

 

叱ることの目的は、

“間違いを正すこと”

 

でも、多くの場合、

叱られた本人は「怒られた」

という記憶だけが残ります。

 

反省ではなく、

萎縮や反発につながることもある。

つまり、叱るだけでは

人は本質的には変わりません。

 

一方で、“気づかせる”というのは、

相手が自分の中で

「確かにそうだな」と納得する瞬間を

つくることです。

 

つまり、”共感”です。

 

その共感が生まれた時、

人は初めて

“自分ごと”として行動を変えます。

 

これは、叱るより何倍も難しい。

なぜなら、相手の心のタイミングを

見極める必要があるからです。

 

私も「何度言っても分からん!」と

声を荒げたことが過去に沢山ありました。

でも今思えば、

その多くは“伝え方”ではなく、

“伝わり方”に問題があった。

自分が正しいと思うことを

そのまま押しつけても、

相手の中に気づきが生まれなければ、

行動は変わらないのです。

 

人は“言われて変わる”のではなく、

“気づいて変わる”生き物です。

 

だから、リーダーは

相手の心の中に

「問い」を残すことが大切です。

「なぜ自分はそうしたのか?」

「次はどうすればいいか?」

その問いが本人の中で動き出す時、

”改善”という、本当の成長が始まります。

 

叱ることも時には必要です。

ただ、叱る目的は

“気づかせるため”であるべきです。

怒りをぶつけることではありません。

感情ではなく、意図を持って伝える。

そこに“相手への想い”があるかどうかで、

言葉の重さが変わります。

 

気づかせることは時間がかかります。

でも、その分、根が深く育ちます。

叱ることで恐れをつくるより、

気づかせることで自立を育てたい。

 

それが、人を育てるリーダーの

本当の仕事だと思います。