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2025年11月20日 社長ブログ
次の世代が誇れる家を建てる

家は、
自分たちのためだけに
建てるものではありません。
いずれ訪れる“次の世代”の暮らしに、
何を残せるか?
そこまで視野に入れた家づくりが、
いま改めて求められていると感じます。
これまでの日本の住宅は、
「次世代に残す」ことを
前提にしてきませんでした。
スクラップ&ビルドの発想で、
住まいは使い捨てに近い感覚で建てられてきた。
しかし、人生100年時代に入り、
「30年で壊す」というサイクルそのものが、
すでに時代遅れではないかと感じます。
建物としての寿命だけでなく、
社会的な価値としての寿命を考えると、
“次世代に誇れる家”というのは、
単に性能がいいとか、
美しいだけではありません。
「誰がどんな想いで建てたのか」
「どういう暮らしが育まれてきたのか」
そうした“物語”があるかどうかが、
実は家の価値を大きく左右します。
次の世代が誇れる家とは、
「親のこだわりが詰まっている家」だったり、
「家族の記憶が刻まれている家」だったりします。
そしてそれは、
単に物理的に残っているということではなく、
住まい手の想いが、
その空間に“にじみ出ている”ような家です。
私たち工務店にできるのは、
そんな家づくりの“土台”をしっかりつくること。
将来、子や孫に
「この家を残してくれてありがとう」
と思ってもらえるような、
耐久性と快適性、
そして“想いの乗る器”としての住まいを
提案したいのです。
「どうせ住み継がれないから」
という諦めではなく、
「住み継がれる価値のある家を建てる」
という希望を持って、
未来の家族に誇れる住まいを、
一緒につくっていきたい。
そんな願いを込めて、
今日もまた一棟一棟、
丁寧に家を建てています。