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2025年11月27日 社長ブログ
この仕事は50年後に評価される

私たちの仕事は、
完成した瞬間に
評価されるものではありません。
むしろ本当の評価は、
何十年もの時を経た後にしか
分からないものだと思っています。
「いい家ですね」と言ってもらえるのは、
見た目の美しさや間取りの
工夫に対してかもしれません。
しかし、暮らし始めて10年、20年、
そして50年が経ったときにこそ、
その家の「本当の価値」が問われるのです。
たとえば、雨漏りひとつ起きない屋根。
床下の湿気や結露に
悩まされることのない基礎や壁。
夏も冬も快適に過ごせる断熱性能。
そして一番大切なのは、
“耐久性”という、時間に耐える力です。
見えないところまで
手を抜かずにつくることで、
「余計なリフォームをしなくて済んだ」という
何十年後の
“静かな安心”につながっていきます。
どれも、年数を重ねてからこそ
「良かった」と実感できるものです。
もちろん、そんな先の未来を
お施主様が事前に
見ることはできません。
だからこそ、
私たち“つくり手”の覚悟が
必要になるのです。
目に見えない部分にも手を抜かない。
将来にわたって暮らしが守られるように、
今を徹底的にこだわり抜く。
その積み重ねが、
50年後の評価に
つながっていくと信じています。
私たちがつくるのは、
「商品」ではなく「暮らしの場」
その家が、
長い年月を経て、なお家族に愛され、
地域に残るものであってほしい。
そんな願いを込めて、
一棟一棟に向き合っています。
私たちの評価は、
きっと今ではなく、
未来の誰かが下すもの。
だからこそ、今日も誠実に、
ていねいに、仕事を続けていきたいと思います。