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2012年06月07日 社長ブログ
木造建築の美しさ
現在、打ち合わせ中の
「奈良大和郡山の家」の現地調査をGWを使い行ったのですが、
社寺仏閣が大好きな自分なのに
「法隆寺に一度も行ってないやん!」
と心の中から聞こえてきたので、
帰りに行ってきました。
言わずと知れた木造建築最古の建築物ですが、
やっぱりいい!
理屈ではなく、
見てるだけで心が洗われる感覚になります。
柱を抱きしめたり、
柱に耳を当てたり、
匂いをかいだりしてると
観光客の外人さんが苦笑いをしてました(汗)
「あんたの国にはこんな凛とした建築物ないやろ~」っと
英語で言いたいとこですが、
英語は話せないので、
なんとなくアピールしておきました(謎)
私達が作っている家を、
社寺仏閣仕様にしたら時間もお金も、
数倍以上になります。
そして誰も望んでないから、
そのような仕事は一生に一回もできないかも知れませんが、
とにかくかっこいい。
デザインや色などの表面的な見た目ではなく、
本物のかっこよさがあるんです。
そして意味があるということが凄い。
軒の出や収まり。隅木など…
凄い。
今みたいな便利な大工道具もなければ測量の機械もない。
昔の大工さんは何を考え仕事をしていたのでしょうか??
絶対にお金ではないでしょうね(笑)
でも1300年以上経過しても修繕されながら
今そこにあるというだけでいいですね。
木造建築の大工魂がある人物なら
一度は宮大工に憧れます。
そして理想と現実から諦めます。
まあ、自己満足などの問題もありますし、
仏教などの考えではなく、
施主様の家を作ってますからね。
ただ、今の壊す前提で作られている木造建築より、
1300年以上も存在している建築物は凄いです。
1000年は言えませんが、
100年は絶対に持つ家づくりを
これからも目指したいですね。
100年だと3代は継承されると思いますから。
とにかく法隆寺に一回も行った事がない方は、
一度は必ず行って下さい!
めっちゃ癒される事、
間違いなしですよ!