更新情報
2009年03月16日 社長ブログ
大切な資源
今日何気なしにテレビを見ると
速水林業の社長が出ていました。
昔から知っている林業家の方です。
知り合いではないですよ(笑)
速水林業さんは日本の森を守りながら
林業の活性化に取り組んでいる企業です。
家づくりをしている僕としても、
興味深々でした。
アラスカの原生林が映っていたのですが、
50年前から伐採が始り約70%は森林破壊され
現在はというと、森が消えたそうです…
なぜでしょうか?
我々日本人が買っているからです。
約50%は日本に輸出されているそうです。
速水社長が言っていましたが、
日本の企業が買うから森が破壊されるのです。
北欧などの林業もそうですが
日本の企業がかなり買い占めているそうです…
海外の木は安いのです。
安くて大量に仕入れができる事により、
日本の林業はさらに衰退していくという
悪循環だそうです。
国産の林業の現実はというと、
戦後ピーク時の杉の単価は
現在7分の1になったそうです。
そんな現況にも負けずに
速水林業さんは国産の森を守りながら、
きちんと管理をして林業を活性化させる想いで
頑張っているんです。
素晴らしいですね。
世界的企業のトヨタ自動車も森を守るためにも、
林業を今後のビジネスモデルにして参入するそうです。
今後のビジネスモデルを作りたいそうで
速水林業さんに管理を委託するそうです。
こういう流れは良い事と思います。
創建工房は国産にこだわり
和歌山の周参見から檜を仕入れ
構造材に使用しています。
伐採しても計画的に植林をして枝打ちをしながら、
きちんと管理をすれば森林破壊にはならないしですし
結果、林業が活性化して森は守られるのです。
安いから海外から買う…だから森が破壊されていく…
日本が50%輸入している現実…
真剣に考え向き合っていかなければならないと思いました。