今回、私たちが門真市下島町に手掛ける『縁 village』は、8棟からなる分譲地です。
「分譲地とは?」とAIに聞いてみると、
「不動産会社などが大規模な土地を購入して、住宅を建てるために区画整理して販売している土地」
と答えてくれました。
そう、分譲地とはたいてい、大手不動産会社が「売れること」を想定して土地を購入し、
家を建てていることがほとんどです。
そして、その家はまさに”最先端”。
その最先端とは、「今の流行り」に追随することとも言えます。
例えば、今なら
太陽光、エコタウン、ホームセキュリティ・・・
そんなキーワードが踊ります。
とはいえ、このようにコンセプトがあるだけマシかも知れません。
きつい言い方をすると、「売れたらどうでもいい」という姿勢の会社があるのも、残念ながら事実です。
また、分譲地のメリットのひとつとして挙げられるのは、そのエリアにとって”値ごろ感”があるということ。
企業として「売れること」を想定して計画しているのですから、
あらゆる市場調査のうえで算出したその価格は、購入者と感覚に差があってはいけない、というのは当然の考えです。
例えば、エリアの賃貸物件価格が平均8万円であれば、
これをベースに月々のローン返済を8万円程度に想定して、総額を算出しています。
そこから、この価格に見合った家を創るーつまりは、逆算により売値を算出しているのです。
私たち縁 創建工房の原点は、工務店。
100年続く本当に良い木の家を創ることが信条です。
ですから、大手不動産会社さんのように、「その価格に見合った家」として割り切って創ることがどうしてもできません。
そう考えていくと、今回の『縁 village』は、カテゴリー分けをすれば「分譲地」なのですが、
従来の視点からでは”値ごろ感”はないかもしれません。
コンセプトの起点から一般的な分譲地とは一線を画す、全く新しいプロジェクトである『縁 village』。
この想いに賛同し、このプロジェクトのメンバーとして住みたい!と思ってくださる方々とともに、
このまちをずっとずっと、成長させていくことができたらと思っています。