作っては壊す時代。 | 更新情報|縁 創建工房 | 大阪 寝屋川 枚方で自然素材・高寿命の注文住宅・リフォーム・健康住宅

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2010年04月01日 社長ブログ

作っては壊す時代。

枚方市にてリフォーム工事着工しました。

若いご夫婦が「自分達が出来る事はしたい!」とDIY感覚でのリフォーム工事です。
手づくり感が沢山ある素敵な空間づくりのため頑張ります!

この頃リフォームの仕事が多くて考える事があります。

新しい家を建てる仕事を毎日している私達にとってリフォーム工事とは?

そもそもリフォーム工事はなぜするのでしょうか?

・築年数からくる劣化など
・夏は暑く冬は寒いため改善したい
・住宅内に危険がある(床の段差など)
・生活スタイルの変化に伴い間取りの変更

少し考えてみても上記の理由は考えられますね。

私は今まで数多くのリフォーム工事をしてきました。下請け時代も含めると数百件は実際に大工としても係わってきました。いつも思う事が「もったいないな~」と言う事…

極端な話ですが新築で家づくりをした時に

長く持つ素材を使用して
断熱性能にもこだわり
危険がない家にして
将来の生活スタイルの変化を予想して、家を建てたら…

どうでしょうか?

おそらく不必要なお金は財布から出ていかないですよね。

新築とリフォーム工事は規模の違いはありますが、リフォーム工事の場合が手間がかかるのです。ですから同じ仕上がりでもリフォーム工事は金額がどうしても高価になります。
(安価な上から張りつけるようなリフォーム工事は別ですが…)

もちろんどれだけ素材にもこだわり家づくりをしても修理する所は出てきますが、
初めから何も考えないか、考えるか?

結果は大きく変わってくるでしょうね

弟子時代に親方から教わった事ですが、
「今の家は昔から継承してきている技法や現在の技法を合わせて建てたら100年以上持つ。でも建てて100年以上持ってしまえば業界の景気も悪くなるし、わざと安価な素材や技法で建てている。20年経てば建て替えたほうが景気も安定するし…」

当時10代の私でも矛盾を感じた事でした。

その家が現在20年以上経過して様々な問題を抱えてリフォーム工事や建て替えになるのでしょうね。

作る側の責任は、もちろんの事。
住む側(選ぶ側)の責任もあると思います。

やっぱり長く持つ家を建てたいし、リフォームするなら大規模なリフォーム工事は最後になるように仕事をしたいと思います。 

住む方の生活が少しでも快適になるように。

本日はエイプリルフールですが、本当の事を言っています(笑)