自分で購入した製品を使ってほしいのですが、大丈夫ですか? | 家づくり目安箱|縁 創建工房 | 大阪 寝屋川 枚方で自然素材・高寿命の注文住宅・リフォーム・健康住宅
Q & A

家づくりQ&A「家づくり目安箱」

会社選びに関する質問

Q.自分で購入した製品を使ってほしいのですが、大丈夫ですか?

回答

A.いわゆる「施主支給品」は“自己管理”が必須。 “建築会社は責任を持てない”と心得て。

施主が自ら設備品や資材などを購入し建築時に支給するーいわゆる「施主支給品」。
照明器具といった内装から表札・ポストなど外構アイテムなどが代表例ですが、建築会社からすると実はあまり歓迎されません。

なぜならトラブルが起こりやすいからです。
その代表例をご紹介しましょう。

施工時のトラブル

・供給電源の口やワット数が違う
・ボルトの種類が違う
・故障している

支給時のトラブル

荷受けを建築会社にしていた場合

・到着時に即座に不良品確認ができない(荷受け時の受取責任が負えず、不動産会社は困る)
・どんどん事務所に届くことで、管理ができず支給品の所在が不明になる
・現場への移送時に傷などがつく可能性もある

現場直送の場合

・現場の職人が手を止め受取をしなければならない
・受取のためだけにその時間に人員を増やさなければいけない
・現場での保管・管理ができない
・支給のタイミングが遅れ現場がストップしてしまう
などなど。
他に敬遠されがちな理由としては、日頃取り扱っていない製品であるため取り付けに手間取ることなども挙げられます。

気をつけるべき点

ここで気をつけるべき点は、早く製品を決め事前に建築会社に伝えておくことです。
どんなに気に入っていても取り付けることが可能か不可能かは確認しておかなければなりません。
(事前にわかっていればその製品にあわせて設計したり「そもそも取り付けられない」というアドバイスを事前にもらえたりするのでトラブルを大幅に回避できます)

また、納期がとても時間がかかるものであれば
工事の進捗から換算し、支給するタイミングをきちんと把握しておかねばなりません。
そしてそもそも「施主支給品」に対して持ち込み手数料が発生する会社もあります。

つまり
「施主支給品」に対し基本的には建築会社は責任をもつことができないという認識のもと「施主支給品」は自己管理すべきものだと心得ておくべきかと思います。
事前に自分でしっかりと確認し念入りに担当者と相談しておきましょう。

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