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2024年11月19日 社長ブログ
奈良県吉野町へ
先日、社員を連れ吉野に行きました。
当社では構造材は和歌山県周参見町の
桧と杉を構造材などに使用しておりますが、
内装材の床材、階段、造作材は
奈良県吉野の桧と杉材を使用しております。
創業時から国産材にこだわってきたのは、
身近にある日本の木を使い、環境問題や林業問題に寄与したいからです。
住宅業界では、海外からわざわざ材木を輸入して
日本の家に使うというおかしな事が当たり前になっています。
集成材が大半です。
吉野に行った理由は社員に実際の目で林業や材木屋さんの
現状を感じて欲しかった事が一番かも知れません。
特に私からはどうこう言っておりませんが、
これだけ素晴らしい材木があるのに何故海外から
輸入をしている材木を使うのか、本当に理解に苦しみます。
吉野では昭和21年から創業をされている材木屋さんに行き、
製材から乾燥、加工まで実際に見て回りました。
また加工されて実際の家にどのように使われているのか
モデルルームも体感させて頂きました。
材木屋さんの見学終わりで、近くにある10年以上の
お付き合いの丸岡材木店さんへ行き、
床材や造作材、階段などの見学を経て、研修終了となりました。
彼らは何を感じたのか分かりません。
縁創建工房の家づくりで仕様している
構造材の桧の柱は60年生です。※樹齢60年
60年前に現在の林業をしている方の
親、祖父が植林をした木を、枝打ちをして大事に育て、
60年後に子や孫の代が伐採をして家に使われる。
だからこそ、家は長持ちしなければならない。
先代の方に感謝の気持ちを持って、使わせて頂く。
今後も使い続けて林業や日本の環境問題に少しでも貢献したい。
私はそう感じました。