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2025年05月10日 社長ブログ
工務店の未来
最近、よく聞く話を。
工務店の廃業や会社の売却(M&A)です。
15年以上前、自分の信じた家づくりをしたいと思い、
全国を歩き、素材や価格などを研究しました。
その時に総合展示場にも出向き、
国産材にこだわり、忙しくされている会社さんを
数社ベンチマークしました。
当時の私には途方もない規模の会社さんで、
施工例などを見て一方的に
勉強をさせていただきました。
時は流れて、2025年現在、
ベンチマークした会社さんは、
2社→倒産
1社→売却(M&A)
まあまあの衝撃でした。
売却はまだ理解出来ます。
後継者問題もありますので。
しかし倒産はきつい、、
自然素材にこだわり、
国産材にもこだわり、
地元では上位に入っている、
お客様にも支持されている会社さんの印象でした。
交流も無かったので、内情は不明ですが、
真面目に物つくりに励み、
改善を繰り返しているのに、
そのような結果になったとしたら、
辛いですね。
目の前のお客様の役に立ち、
地域の役に立ち、
環境問題にも取り組み、
住宅業界の役にも立っている会社は、
必ず業界や社会に必要です。
そのような会社は世の中の何かが、
決して無くす事はしない、
と信じる自分がいます。
しかし、現実はそんなにあまく無い事も知っています。
住宅業界は問題が山積みです。
後継者問題
人口の減少
住宅着工数の減少
物価高
職人不足
金利上昇
これだけ見ると「お先真っ暗」ってやつです。
しかし、衣食住の住である住宅は
無くなる事はありません。
人が生活していく上で必ず必要なものなのです。
時代の変化に伴い、
会社も変化していく事が求められますが、
それでも変わってはいけないものがあります。
住む人の事を真剣に考えて、
細部にまでこだわり、家族の命を守り、
暖かくて涼しい、長く持つ家を建てる事が、
やがて、
目の前のお客様の役に立ち、
地域の役に立ち、
環境問題にも寄与して、
住宅業界の役に立つ事だと
私は信じております。
その事を証明する為には
望んでいない結果にならない未来を
自ら作っていく必要があります。
足元、目の前、もう少し先、
遠い未来を見ながら自分の道を進んで行きます。