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2025年08月27日 社長ブログ

そんな事やってる暇なんてねーよ

 

「あ~こんな事もあったな」という備忘録も兼ねて、、

 

つい先日、当社のモデルルームに

同業の方が一般客を装い来場しました。

 

会社をしていると、所謂”ライバル”的な目線で、

他社を見る事は理解はできます。

 

家づくりでは会社の考えが、

 

・接客などの営業方法

・設計の考え

・家の価格

・素材

・性能

・収まりや意匠などのデザイン

・現場管理

・アフターメンテナンス

・オーナー様との関わり

 

など、色濃く反映されるので、

同業やライバル社を研究する事は当たり前です。

 

そして、研究するには相手に入り込む必要があります。

情報開示をしていないからです。

 

では情報を取りたいならどうすればいいのか?

 

A:一般客を装い潜入する

B:知り合いに潜入依頼をする

※友人、知人、自社のお客様

C:ライバル社と交流がある会社に依頼をする

D:コンサル会社に依頼をする

※コンサル会社は繋がりが沢山あるので

E:会社として直接依頼をする

 

今回、Aの方法で当社のモデルルームに

一般客を装い2時間に渡り、

沢山の質問をされ、情報を引きだれました。

資料も一式渡しています。

おそらく録音もしていると思われます。

 

私は会社の代表として当社の社員にはこのような

指示は出さないです。

 

いや、出せないですね、、、

 

嘘をつかして同業の会社に潜入をさせて、

スパイ的な行動をさせるために

一緒に仕事をしている訳ではありません。

 

また、上司や社長の指示で動かされた社員の子は、

そういう事をした”事実”が残ることも問題です。

 

「これも仕事のうち!」

 

なんて入ってはいけないスイッチが入ったら困ります、、笑

 

いつ、どこで、誰が見ているか、

また将来、何が影響するかも分かりませんから。

 

今の住宅業界はライバルが、、

なんて言っていたらダメなんです。

 

私たちは日本が世界に誇る”ものつくり”をしており、

衣食住の住を担っているのです。

 

家があるという事は家族にとっても、

子供にとってもすごく大切な事です。

 

いつでも帰れる”居場所”を作っているのです。

 

だからその場所を守るために、

私たちは妥協をせずに日々努力をして、

私たちを信用して頂いた、

家族の為に、

”最高の技術を出し切る”必要があります。

 

その実現の方法が、

ライバル社や他社に潜入をして

情報を引き出し、

自社で活用する事ではないのです。

 

そんな暇があるなら、

どうすれば最高の家づくりが出来るのかを

社員と一緒に考える時間に私は使います。

 

また、同業であるなら正々堂々と交流を図り、

相手の技術や方法論を知りたいなら、

頭を下げて依頼をすればいいだけです。

 

もちろん、各会社さんが

苦労をして日々積み上げてきた

諸々の事をどこまで開示するのかは

会社の判断になりますが、

依頼をした側の会社の心や志にもよると思います。

 

今回の件でふと考えてみると、、、

 

現在の家の仕様、性能などにいきつくには、

15年以上の歳月をかけています。

 

もっと言えば、

私の10代からの現場経験も

影響をしていますので、

30年以上の時間をかけて

作ってきた家が私たちが作っている

縁創建工房の家なのです。

 

こんなエピソードがあります。

 

ピカソが市場を歩いていると、

ある婦人が呼び止めた。

彼女はピカソの大ファンで、

絵を描いて欲しいという。

快諾したピカソは、

さらさらと絵を描き上げた。

婦人は喜び、

いくらなら絵を譲ってもらえるか尋ねた。

ピカソはこう言った。

「このスケッチは100万ドルです」

婦人は驚き、高すぎると言った。

たった30秒で描いた絵が、

どうして100万ドルもするのか尋ねた。

するとピカソはこう答えた。

 

「いいえ、30秒ではありません。

私は、これまでに30年もの

研鑽を積んできました。

だから、この絵を描くのにかかった時間は、

30年と30秒なのです」

 

これが答えですね。

 

ピカソよく言ってくれた、、、、笑

 

だからこそ、簡単に情報開示は出来ません。

悪用されても困りますし、

簡単にマネをしても、実際に作る、

大工さんや職人さんの技術が無ければ

ただの悪用になるのです。

 

また、当社の家をすべて集成材や外国の材料で

作られたら意味がありません。

 

1棟目から国産材を使ってきたのは、

この国の森や林業の方を守りたいという、

”想い”がしっかりと入っているのです。

 

同業他社の研究をして、潰しのトーク集を作り、

お客様に伝えていく、、、

 

そんな事をやっている暇は私たちにはありません。

 

縁創建工房はこれからも、

正々堂々とやっていきます。