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2025年08月30日 社長ブログ
家の呼吸
通気は“家の呼吸”
その代表の1つでもある「通気」
壁の中や屋根の裏、
床下に空気の通り道をつくること。
それが結露やカビを防ぎ、
家の寿命を延ばし、
暮らしを快適にしてくれるのです。
外壁の通気がなければ、
壁の中の湿気が抜けず、
断熱材や柱が数年で傷むこともあります。
屋根の通気がなければ、
夏の小屋裏は60度を超え、
冷房の効きも悪くなります。
床下の通気が不足すれば、
湿気やシロアリの被害につながります。
基礎断熱の場合では、床下は
「外気に通気させる」のではなく、
家の内部空間として計画されます。
だからこそ、
気密・断熱・防湿をしっかりと行い、
換気計画を適切に
組み込むことが重要です。
これを怠ると、床下に湿気がこもり、
結露やカビ、シロアリ被害の
リスクにつながります。
つまり通気とは、
家が呼吸できるようにすること。
ここをおろそかにすると、
どんなに立派な外観でも、
家の中から傷み始めてしまいます。
断熱性能や耐震等級のように
「数字」で比較できるものと違って、
通気は数値化が難しい分、
軽視されがちです。
でも実際には、
通気不足の家はこんなリスクを抱えます。
外壁が早く劣化する
内部結露で構造材が腐る
カビやダニが発生しやすくなる
冷暖房効率が落ち光熱費がかさむ
こうした問題は、
住み始めて数年経ってから表面化するので、
建てた直後には気づきにくいのが厄介です。
通気は設計図の上では確保されていても、
実際の現場での施工精度によって
大きく変わります。
透湿防水シートの重ね幅やテープ処理
胴縁で空気の流れをしっかり確保しているか
基礎パッキンや換気口の配置
空気の流れの検討をした基礎計画
屋根の棟換気や妻換気の施工
どれも完成したら隠れてしまい、
お客様の目に触れません。
だからこそ職人の良心や
会社の姿勢が試される部分でもあります。
完成見学会や写真だけを見ていても、
通気の良し悪しは分かりません。
本当に大切なのは、
建築中の現場を見て
「この会社は見えない部分を誠実にやっているか」
を確かめることです。
私自身、
この“見えない部分”にこだわり続けてきました。
地味で手間のかかる仕事ですが、
10年後、20年後に「この家を建てて良かった」と
言っていただけるのは、
結局こうした積み重ねだと思うからです。
通気は家の“呼吸”
ここを丁寧に考え、
しっかり施工することが、
家族の暮らしを守り続ける
一番の近道だと私は思います。