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2025年09月10日 社長ブログ
“できない理由”より、“どうすればできるか”を語れる人と組む
家づくりの現場では、
日々さまざまな課題や
想定外の出来事が起こります。
図面通りにいかない収まり、
材料の欠品、天候による工期の遅れ…。
それらを前にして、
職人や業者さんがどんな言葉を口にするかで、
現場の空気は大きく変わります。
「できません」
「無理です」
「やった事ががありません」
こうした言葉は、
一見もっともらしく聞こえます。
でも、その言葉を出した時点で、
現場の思考は止まってしまうのです。
一方で、信頼できる職人や業者さんは、
同じ状況でも違う言葉を使います。
「ここを工夫すればできます」
「別の方法でやってみましょう」
「時間はかかるけど、このやり方なら可能です」
この違いが、最終的に“できた現場”と
“できなかった現場”を分けるのだと思います。
私自身、これまでに何度も経験しました。
「できない」と突き放された時は、
その場の空気も重くなり、
結局お客様への説明も苦しくなる。
逆に「できる方法を探してみます」と
言ってもらえた時は、
安心感と期待が生まれます。
実際に、難しい納まりに直面した時、
ある大工さんが
「図面通りは厳しいけど、
この方法ならきれいに収まりますよ」
と提案してくれたことがありました。
その場で一緒に考え、
結果的に当初の案よりも
良い仕上がりになった。
こうした瞬間こそ、
まさに“プロの力”だと感じます。
工務店として大切にしたいのは、
「できるかできないか」ではなく、
「どうすればできるか」を語れる人と組むこと。
そういう人となら、
現場は前向きに進んでいきますし、
お客様にとっても
安心できる家づくりにつながります。
私たちはこれからも、
「できない理由」を並べる人ではなく、
「できる方法」を一緒に探してくれる仲間と
家をつくっていきたいと思います。
その積み重ねこそが、
結果としていい家を生み、
信頼を積み重ねる力になるのだと思います。