“結果”よりも、“過程”に価値がある | 更新情報|縁 創建工房 | 大阪 寝屋川 枚方で自然素材・高寿命の注文住宅・リフォーム・健康住宅

Model House

更新情報

NEW

2025年09月13日 社長ブログ

“結果”よりも、“過程”に価値がある

 

家づくりというのは、

完成した建物がすべてではありません。

もちろん立派な家が完成することは大切です。

でも、私はそれ以上に、

“完成に至るまでの過程”にこそ、

本当の価値があると感じています。

 

打合せを重ねる中で、

ご家族が一緒に将来を想像する。

現場で進んでいく様子を見て、

「自分たちの家ができていくんだ」と実感する。

時には悩み、時には迷いながらも、

ひとつひとつの選択を一緒に乗り越えていく。

 

そうした時間の積み重ねがあるからこそ、

完成した家に

「自分たちらしさ」が宿るのだと思います。

 

逆に、もし家づくりの過程を

おざなりにしてしまったら

どうでしょうか?

 

会社に任せきりで、気づけば完成。

たとえ見た目は立派でも、

「自分の家」という実感が薄くなってしまう。

 

某リフォーム番組での、

”リフォームの匠に全てお任せ”をして、

完成後に初めて自分の家を見て、

「まあなんていう事でしょう!」と

ナレーションは流れますが、

実際の現場でこれをやってしまうと、

クレームの嵐でしょう。

 

私が忘れられない、

お客様の言葉があります。

 

「正直、家づくりの途中は大変でした。

悩むことも多かった。

でも、その過程があったからこそ、

この家がとても大切に思えるんです」

 

完成の瞬間よりも、

”その過程を共に歩んだ”記憶こそが、

何よりの財産になる。

 

その言葉に、

私は深く共感しました。

 

工務店の役割は、

単に“結果としての家”を

お渡しすることではありません。

 

お客様と一緒に悩み、考え、

選び抜く過程を支えること。

 

その時間の中で安心感や信頼関係を

育むことだと思っています。

 

“結果”は時間が経てば

当たり前になっていきます。

でも、“過程”で生まれた想いやつながりは、

ずっと心に残る。

 

だから私たちは、

これからも「結果を届けるプロ」ではなく、

「過程を共に歩む」家づくりの

“伴走者”でありたいと思っています。