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2025年10月10日 社長ブログ
“熱量”が人を動かす
人は理屈では動きません。
頭で納得しても、
心が動かなければ行動をしたとしても、
ただ、”やらせている”だけだと思います。
私が家づくりや経営を続けてきて強く感じるのは、
この「人を動かす力は熱量にある」ということです。
お客様との打合せでも同じです。
最新の断熱性能や数値を細かく説明しても、
それだけでは「この会社に任せたい」とはならない。
むしろ
「この人は本気で自分たちの暮らしを考えている」
と伝わったときに、
信頼が芽生えるのです。
その瞬間に必要なのは理屈よりも、
こちらの想い。
つまり熱量です。
社員育成もそうです。
「こうした方が効率的だ」
「ここを改善した方が利益になる」
と数字で示しても、
人は簡単には変わりません。
でも「お客様のために」
「仲間を守るために」
という想いを真剣に伝えたとき、
社員の目が変わることがあります。
その変化は、
理屈では起こせない。
熱量が心に届いて初めて、
人は自分から動こうとするのです。
家づくりという仕事は、
まさに“想い”が形になる仕事だと思います。
図面や計算だけでは完成しません。
現場にいる大工や職人が、
「いい家にしたい」という
熱量を持って手を動かすからこそ、
安心できる住まいになる。
だから私はいつも
「家は人がつくる」と伝えています。
もちろん、理屈や数値も大切です。
性能を証明するためのデータ、
耐震や断熱を裏付ける計算、
それがなければ家は成り立ちません。
しかし、
最後に人の心を動かすのは熱量です。
想いは納得を生み、
熱量は行動を生む。
その両輪が揃ったときにこそ、
真の家づくりが実現するのだと思います。
私は、これからも熱量を持って伝え続けたい。
お客様に、仲間に、社会に向けて、
丁寧に届けていきます。