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2025年10月16日 社長ブログ
数字よりも、“住み心地”が答えを出す
家づくりにおいて、
性能値を示す数字はとても重要です。
UA値
C値
耐震等級
断熱等性能等級
これらは暮らしの安心や快適さを
裏付ける客観的な根拠になります。
私自身も数字を大切にし、
正確に示せるよう努めています。
しかし、数字だけで家の良し悪しを
語ることはできません。
なぜなら、住む人にとって本当に大切なのは
「体感としてどうか」
「暮らしの中で安心できるか」という
“住み心地”だからです。
例えば、断熱等性能等級7の家でも、
窓の位置や日射の取り入れ方が
悪ければ冬は寒く、
夏は暑く感じることがあります。
一方、数値が少し劣っていても、
日射取得などの窓の計画や、
吹き抜け、空調計画をしっかりと計画すれば、
一年を通して快適に暮らせる家になります。
また、住み心地には数字に表れない
安心感もあります。
木の香りや素材の肌ざわり、
家族の声が自然と響く間取り、
心地よい風が通り抜ける窓。
これらは数字には換算できませんが、
確かに暮らしの質を左右します。
数字は出発点であり、
指標であり、必要条件です。
でも、最終的に「この家にして良かった」
と思えるかどうかは、
住み心地が答えを出します。
だから私は、
お客様に数字だけを見せるのではなく、
その先にある暮らしを
一緒に想像したいと思っています。
家づくりのゴールは、
性能値の達成ではなく、
“毎日の暮らしの満足”です。
数字を超えた住み心地を届けること。
それが、
本物の家づくりの使命の
1つだと私は思います。