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2025年10月30日 社長ブログ
“共感”から始まる家づくり

家づくりは、
契約から始まるわけではありません。
図面や仕様を決めることから
始まるのでもありません。
本当の意味での家づくりは、
“共感”から始まると、
私は考えています。
お客様が「こうしたい」と
口にする要望の裏には、
必ず理由や背景があります。
「子どもが安心して走り回れるようにしたい」
「両親を呼んで一緒に暮らしたい」
「安全で安心な家で暮らしたい」
「仕事から帰ってきてホッとできる空間が欲しい」
その言葉の奥にある“暮らしの願い”を
受け止められるかどうかで、
提案の質は大きく変わります。
もしこちらが一方的に
「性能がいいですよ」
「この素材がおすすめです」と押しつけてしまえば、
形としては家は建つかもしれません。
でも、その家は
“その人らしい家”にはなりません。
家づくりの本当の価値は、
共感を通じて、「一緒につくった」と
思えることにあるのです。
共感とは、
ただ相手の言葉を聞くことではありません。
その言葉の背景にある気持ちを想像し、
自分自身の想いと重ねること。
「なるほど、そういう暮らしを望んでいるのですね」
と共鳴できたとき、
初めて心がつながります。
現場でも同じです。
図面通りに施工するだけでなく、
「お客様はこの窓からどんな景色を見たいのか」
「この部屋をどう使いたいのか」
と想像しながら仕事をする。
その気持ちの共有が、
家の完成度を左右します。
共感から始まった家づくりは、
完成後の暮らしの満足度が
まったく違います。
お客様にとっては
「自分の想いがちゃんと形になった」
という実感が残り、
私たちにとっても
「一緒に歩んだ家づくり」という誇りが残る。
だから私は、
共感を大事にしています。
家づくりのスタート地点は
契約書ではなく、
心と心がつながる瞬間。
そこから歩み始めるからこそ、
本当に価値ある家ができるのだと思います。

 
                             
                             
                         
                