ピカピカの1年生 | 更新情報|縁 創建工房 | 大阪 寝屋川 枚方で自然素材・高寿命の注文住宅・リフォーム・健康住宅

Model House

更新情報

NEW

2025年11月07日 社長ブログ

ピカピカの1年生

 

先日、新卒1年目のスタッフから

「発表をしたい事があるので時間を取って欲しい」

と言われました。

 

と言いますのも、

当社では新卒1年目は

提携先のコンサル会社が

開催をしている新人研修に参加する事を、

昨年から取り組んでおります。

 

この研修は不定期ですが、

1年間の時間をかけて

実施している本気研修です。

 

現在2年目の社員2名が

1年目の新卒の時から始めた、

当社にとって新たな試みです。

 

なぜ、そのような研修に

参加をさせる事になった経緯なのですが、

新卒1年目が当社に入社後、

社内研修は以前から仕組化をしていましたが、

全国の異業種から新卒が集まり、

同期でもある1年目の仲間と共に、

学生から社会人という重要な転換期に、

学ぶ事の大切さをしっかりと時間をかけて、

学んで欲しかったからです。

 

昨年から参加をした2名は1年間頑張ってくれて、

本人たちの満足度も高く、

最後は卒業式にリーダーたちと参加もしました。

 

この取り込みが非常に良かったので、

今年も引き続き、参加しております。

 

このような経緯から、

現在、新卒研修に通っているスタッフが、

今の課題や今後の目標などをまとめて、

上司から発表していき、

最後に私への報告となったようです。

 

発表内容は今後の課題や目標と続き、

聞いている私としては、

非常にワクワクした内容でした。

 

発表が終わり、私から気になった事は

すぐに本人に伝えました。

 

発表の中で、

「●●の状態に3年後にはなるようにします!」

とあったのですが、

私はどうしても気になったのです。

 

「人より頑張りなさい」

「遅くまで努力しなさい」

 

こんな事を言いたい訳ではなく、

3年というと、

現在から2年6ケ月後になります。

 

流石に目標設定スピードが

“緩い”と感じました。

 

私の感想をフィードバックすると、

本人も「その通りです、、2年にします!」と

言ってくれたので、

これはこれで良かったかと思います。

※因みにこれはパワハラではありません、、笑

 

目標設定とは面白いもので、

 

”3年後”と本人が言ったら、3年後になり、

”2年後”と本人が言ったら、2年後になる。

 

もっと言えば、

”1年後”と言えば、1年後に実現しています。

 

スタートからゴール地点を見るのではなく、

ゴール地点から現在のスタート地点まで、

逆算をして考えるのです。

 

その事を実体験で分かっているから、

私は本人に正直に伝えたのです。

 

「そのスピード感で大丈夫なん?」と。

 

極論、出来なかったらそれでいいんです。

 

しかし3年後の設定で、

それでも出来ていないなら、

これは本人にとっても、

会社にとっても、

お客様、業者さん、

皆にとって、

誰もハッピーな結果にはなりません。

 

私は昔から、出来ない事でも

「出来ます!」「やります!」と言ってきました。

これはこれで今から思うと恐ろしい事なのですが、

今では、これで良かったと心から思っています。

 

大工の時もレベルの高い仕事の依頼があっても、

「今の自分ではこの仕事は完璧に出来ないな、、」

この感情が自分を襲ってきました。

 

しかし、1年後には出来ているかもしれない。

 

「じゃあ1年待つんか?いや待てない、、

こんなチャンスもうこないかもしらん、、」

 

このような思考回路でした。

 

全て出来たとは言いませんし、

出来なかった事も沢山あったかも知れません。

しかし、最後に結局は出来なかったという

嫌な思い出が私には無いので、

どうにかなったのでしょう、、笑

 

「確かに今は出来ないけど、

意識はすぐに変える事はできるから」

 

そう伝えたかったのです。

 

”自分に起きる出来事は自分が作りだした事である”

 

そんな世の中の事実も知って欲しい想いでした。

 

今後も私の距離感の中で、見守りたいと思います。