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2025年11月13日 社長ブログ
心を磨くとは、“感謝の感度”を上げること

「心を磨く」という言葉を、
よく聞きます。
しかし、その具体的な方法を
言葉にできる人は少ないように思います。
私がこれまでの経験で感じたのは、
心を磨くとは、
“感謝の感度”を上げることだということです。
感謝の感度が高い人は、
日常の中にある小さな出来事から
喜びや学びを見つけられます。
逆に、感度が低い人は、
良いことが起きても気づかず、
不満ばかりを数えてしまう。
同じ環境にいても、
心の景色がまったく違うのです。
家づくりの仕事をしていると、
お客様や職人さん、
メーカー、社員、家族、
本当に多くの人の支えの上に
自分が立っていることを実感します。
それに気づくたびに、
「ありがとう」と言いたくなる。
その気持ちを素直に表せる人ほど、
人としての厚みが出るのだと思います。
“感謝の感度”を上げるには、
まず「当たり前」を疑うことです。
朝、電気がつく。
水が出る。
仲間が働いてくれている。
それらは決して当たり前ではありません。
誰かが動いてくれている結果です。
そこに気づけるかどうかが、
心を磨く第一歩になります。
私も、忙しさに追われる中で、
つい感謝を忘れてしまう時があります。
でも、そういう時ほど
“人の優しさ”に気づかされる出来事が起きる。
その瞬間にハッとするのです。
「あぁ、自分はまだまだやな」と。
感謝は、自分を謙虚にしてくれる鏡です。
リーダーの役目は、
感謝を言葉にして伝えること。
「ありがとう」を惜しまない人の周りには、
自然と温かい空気が生まれます。
それは数字では測れませんが、
確実に組織の雰囲気を変える力があります。
心を磨くとは、
何か特別な修行ではありません。
目の前の出来事に「ありがとう」と
思える瞬間を増やしていくことです。
その積み重ねが、
やがて自分の生き方そのものを
輝かせていくのだと思います。