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2020年03月29日 スタッフブログ
木材のご紹介 ※無垢材・集成材について
こんにちは、北川です。
前回までは断熱編として「断熱材」と「サッシ」を紹介しました。
今回は木材編として、まずは「無垢材」を紹介します。
そもそも無垢材とはどんな材料でしょうか?
「無垢」は「混ざり気のない」という意味があります。
混ざり気のない木材、つまり何種類も板を接着剤で貼り合わせることなく、
純粋に1本の木から切り出した木材のことを指します。
無垢材の魅力は、美しい木目です。
木によってひとつひとつ違う木目は室内にぬくもりを生み出してくれます。
また、無垢材は長年使うことで、深い飴色になり木目も美しくなっていきます。
無垢材は湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとするため、
室内の湿気を一定に保ってくれます。
また、コンクリートの2倍と言われる断熱効果があるため、夏は涼しく、冬は暖かい部屋をつくることができます。
一方、無垢材は反りや割れが出やすい木材です。
そのため、長年使うと、木材や壁にひびが生じたり、床に隙間ができやすくなります。
無垢材と対照的なのは「集成材」と呼ばれるものです。
集成材とは「集」めて「成」る「材」で、いくつもの材木を接着剤で圧着してできた木材です。
集成材は強度や品質が安定しているので、扱いやすく、多くの工務店や住宅メーカーから選ばれています。
また、無垢材に比べて割れや反りが出にくいため、床に隙間ができたり、壁にひびが入ったりすることが少ないです。
デメリットとしては接着剤は人工物なので、自然物の木材に比べて劣化が早いため、集成材は無垢材に比べて耐用年数が短いと言われています。
集成材に使われている接着剤の中には、シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドを出すものがあります。
無垢材、集成材とメリットとデメリットはありますが、当社では構造材や床材等は「無垢材」を使用しています。
長年快適に過ごせる環境づくりには接着剤等の化学物質を使用したり、
「集成材の寿命は使われている接着剤の寿命」と言われているため、長く快適に生活できるのか疑問に感じます。
その点、無垢材は反ったり曲がったりと扱いにくいところはありますが、1000年以上前から構造材で使用されているという
事例がありますので、「100年持つ家づくり」をしている当社の家づくりには欠かせない条件です。
また、家の中に入った香り・匂いも違います。
無垢材は家の中が「木の香りで充満」しているのに対し、集成材は化学物質独特の匂いがします。
どんな香り・匂いのなかで生活したいでしょうか?
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実際にご来場いただき、木の香りを体感いただければと思います。
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