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更新情報

2022年04月21日 社長ブログ

カーボンニュートラル

先日のYouTubeでもお伝えしておりますが、最近の住宅について思う事があります。

昔と違い家の性能が可視化されている流れは非常に良い事だと思います。昔の家は時代がそうだったので仕方ありませんが、耐震性、省エネルギー性などは現在に比べると格段に良くなったと思います。

 

昔の家は

「大工さんが丁寧にやってくれたから大丈夫」

「釘を多めに打ってくれた」

「柱や梁も立派なやつが入っているから」

 

こんな感じです。

 

所謂エビデンスはありません。その時代で建築基準法を守っての家を建てているのですから検査をしても合格しますし、まわりの会社もお客様も求める基準がそれで普通なので仕方がないかと思うのです。

 

現在では、あるハウスメーカーさんが家の性能を可視化して推してくれてから家を数値で判断するという大きな流れが出来たと思います。また、中小の志が高い工務店さんも独自で性能を高めていっております。

 

C値、UA値などが代表される性能値になります。

 

他にも耐震性では耐震等級や耐風等級もあります。所謂、旧耐震では大きな地震がきた際に倒壊する恐れがありますので建て替えや耐震補強は至急取り組んだ方が良いでしょう。

※耐震補強では自治体の補助金などありますので調べてみて下さい

 

国の方向性では、2020年10月に政府が2050年までに温室効果ガス排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを脱炭素社会に向けて目指すことを宣言しました。

 

環境省HP

https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/index.html

 

 

カーボンニュートラルを考えると住宅業界は多分に影響を及ぼす事ですし、一度作ってしまうと元には戻れないので今から真剣に検討していく必要があります。

 

私どもは以前からこの辺りの事は真剣に取り組んできておりますので、大きく方向転換をする必要はありませんが、これからも常に意識は高めていきたいと思います。

 

今後の流れとしてはまだ先になるかと思いますが、脱炭素社会を目指すにあたって、住宅を作る際にどうしても出てしまうCO2の問題や住んでから排出されるCO2問題を考えれば究極はLCCM住宅だと思っております。数年前に調べて検討したのですが、大阪の狭小地では問題も多々ありますし、端的に太陽光を載せるのもどうかと思います。地域型グリーン化事業ではゼロエネ住宅を10年前から建築していますが、この考え方でゼロエネルギー住宅か、、、と思う事もありました。

 

良い悪い、は無いですが、私はまずは国産材を使いたい。わざわざ海外から仕入れる事によって余計なCO2が発生するのでは?と思ってしまうのです。ロシア問題ではまた材木が仕入れられない、、との声が聞こえます。

 

ウッドショックも同様ですが、身近に良質な木が沢山ある国なのです。皆が使わないから森も荒れるのです。宣伝が上手な会社さんは環境に取り組んでいます、ZEHを建てていますと言っていますが、あなた達が使っている素材は何ですか?と問いたくもなります。

 

理想も現実も会社の考えもそれぞれありますが、シンプルな事を複雑化したくないのです。

 

まずは足元にある我が国の資源を大切に使って次の時代に循環したい

 

そう思うのです。