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2023年02月04日 社長ブログ
原点
先日モデルルームでお借りしてしていたお施主様のお引き渡しでした。
家づくりをするご家族(特に注文住宅)の家を建てる動機は実に様々です。
今回の施主様ご家族にも家を建てたい動機があり一緒に家づくりをしてきました。
お引き渡しの際にはご両親もお越し頂き、作り手が建てた家に3世代の方が一緒にいる雰囲気が実に素敵であり、
家を作っている事はあくまでも手段であって本当の目的はこれなんだと再確認をした瞬間でした。
今回の家づくりは個人的にも思う事があったので、予定調整を行い出来るだけ参加が出来るメンバーを増やしての
お引き渡しを行いました。
それにはある目的があったのですが、工務店業では営業、設計、工務と分類され、
各部署の担当は自分の部署の仕事は理解しても他部署の事は理解をしていない事は、
他の会社や業種でも常識ではないでしょうか。
特に現在の社会では合理的や時短の考え、アウトソーシングは当たり前の世の中です。
分離をしていく考えは否定もしませんし、当社でも取り入れた事もあります。
しかし、ここまでやれば自分には関係ない、、という考えが起こる事も事実です。
営業であれば、設計の事は自分には関係ない
設計は営業の事は関係ない
こんな事は住宅業界ではある意味、あるあるでは無いでしょうか。
嫌な事があれば環境のせいにして、最後までやり切らない
近頃の転職ブームからなる現状に今後の日本は大丈夫か?なんて考えたりもします。
私はこういった考えは嫌いですし、責任を持ってやり切る意識や、
我関せずではなく、全ての部署の事を細部にまで覚えて欲しい思いがあります。
もちろんそれには時間もかかるので問題は沢山あります。
しかし責任をもってやり切る過程では、自分には関係ない、、という事は絶対に言えませんし、
言わないと思います。楽をしたいなら苦労をしてからやろ?と思ってます。
職責と職域の話ですね。
そのような前提がある私が目的があった事とはお施主様の言葉を実際に
メンバー全員に届けて欲しかったのです。
そうして、お引き渡しの最後には施主様から胸に残るお言葉を頂きました。
当社のメンバーがどう受け止めたのかは分かりませんが、
その日の日報には参加をした皆全員がしっかりと言葉を受け取り、
今後に生かしていくと感じた文面を記していました。
私が普段100の言葉を言うより、お客様の1つの言葉は実に重く心に残ります。
私たちはお客様に育てられてるんだなと改めて感じた瞬間でしたし、
この瞬間に立ち会えた事を今後の力にしていってくれると感じた貴重な出来事でした。
心より感謝です。