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2023年12月17日 社長ブログ

久しぶりのブログです。

先日3年ぶりに業者さんとの忘年会を行いました。

その時の気持ちを忘れないように備忘録を兼ねて、、、

 

家づくりには沢山の業者さんが関わるのですが、

1つでも業者さんが欠ければ家は完成しません。

もっと言えば、家づくりは複数のお客様がスタートの

タイミングが違うだけで必す複数件重なりますので、

1つの職種でも複数の業者さんが必要な職種もあります。

大工さんが代表的ですね。

 

私は業者さんと呼ばれていた時期が20年以上ありました。

大工さんと呼ばれていた時期も長くありました。

 

工務店と呼ばれる会社の社長は大きく分けると6種類に分かれると思います。

①現場監督経験者の人

②大工経験者の人

③現場経験者の人(クロス、電気など)

④設計事務所に勤めていた人

⑤不動産経験者の人

⑥未経験の人

 

この中でもよくあるのは親が工務店をしていて他の会社で経験を積む①ですね。

そして実家に帰って家業を継ぐパターンです。④も案外多いです。

 

上記のMIXパターンもあるので、ややこしいのですが、私は②になります。

何が言いたいかと言うと②③は会社から仕事を頂き、

実際に現場で汗を流した経験があるという事です。

①④⑤は所謂「使う側」なので、現場で汗を流し物づくりをする訳ではありません。

※楽をしているという意味でもありませんし①の現場監督は大変な仕事です

⑤⑥は知識という意味では注意が必要ですが。

 

約15年以上、現場で物づくりをしてきたので、

業者さんの気持ちは誰よりも理解をしているつもりです。

 

「安く早く終わらせろ」

「誰が作ってもいい」

「こだわっても認めてくれない」

 

残念ながら私はそのような現場時代でした。

だから自分しか出来ない家づくりをしようと思い

30代で全ての下請けを辞めて縁創建工房を立ち上げました。

 

現場で汗を流し一生懸命、物づくりをしている業者さんに光をあてたい

 

見えない所にこだわる技術や想いを自分が伝えたい

 

そう思ったのです。だからこそ業者さんは大切です。

当社の業者さんは厳選された業者さんですので、こだわりも多く変わった方も多いです。

昔の自分も同じでした。

 

でもそれでも良いんです。

物づくりをする仕事は技術を売って対価を頂く仕事だと定義しています。

売るのが上手い、いま流行っているから忙しいなんて違うと考えます。

 

唯一無二の技術や想いに正当な対価を頂き、

実際に住んだ後にお客様のお役に立てる事が最大の目的なのです。

家は作る事が目的ではなく、実際に住んでからの生活が一番重要です。

 

業者さんの技術は昨日今日で取得できるものではありません。

何十年という差月をかけて身に着けた唯一無二の技術です。

そして、その技術は沢山の事や物に影響を及ぼすと思っています。

 

しかしながら、今の住宅業界のままでは、

素晴らしい日本の家づくりの技術の腕を振るう場が少なくなっています。

 

先日の忘年会では業者さんが

「子供には継げとはよう言わん」

「この先、仕事も減るし将来は無いで」などの事を沢山聞きました。

 

もちろん子供には自ら選択が出来るという権利があります。

ましては、今の時代は昔と違い新しい職業も可能性も沢山ある時代です。

 

農業革命

産業革命

情報革命

 

このように時代が変化しており、今はまさに情報革命の時代です。

 

しかし、どんな時代でも衣食住は無くなりません。

そして衣食住には必ず「作っている」という事があり、

そこには見えない技術や物づくりの想いがあるのです。

 

「大量生産されて安い服だから」

「大手チェーン店で便利だし安いし美味しいから」

「インスタで見た目がいいから」

「かわいい家だから」

「ネットで気軽に注文出来るから」

 

否定はしませんが、私はインスタ映えする事を目的に作りたくありません。

そもそも誰でも作れるなら自分で無くても良いですし、

そのような家では業者さんの腕を振るう家ではありません。

 

「考えて作る」

「悩む」

「議論をする」

「準備を徹底する」

「意思の疎通をする」

 

そして「実際に食事をしたり着たり住む人の事を真剣に考える」

 

つまり「相手の立場に立つ」

 

ここに尽きると思うのです。そのような決してぶれない本質があれば、

日本の技術も劣る事もなく、またそれを「継ぐ」人が必ずいると思うのです。

 

家には業者さんの技術が必要です。

だから私は今後も唯一無二の家を建てていきます。

目まぐるしく変わる住宅業界の変化に都度変化していき

「お客様から選ばれる」会社でありたい。

 

そうして、今後も沢山のご縁から家づくりをしていく事が業者さんに対して

一番の私たちからの気持ちの結果だと思っているのです。

 

「あなたの技術の対価をお支払いします」

「あなたしか出来ないのでこの仕事をお願いします」

「そのこだわり私には分かりますよ」

 

そうやって家づくりをしていきます。

 

普段業者さんも会わないようになってきましたが、本当に感謝しています。

いつも縁創建工房の家づくりを支えて頂きありがとうございます。

 

今後もお客様から選ばれる会社になります。

 

そして、あなた達は更に技術を磨き家づくりの場で、

その唯一無二の腕を思いっきり奮って下さい。

 

その「場」は私たちが作ります。

 

昔の自分が出会えなかった「この会社で仕事をしたい」と思える会社を今後も作っていきます。