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2024年05月09日 社長ブログ

「慣れ」ないように。

この4月から新卒が2名入社しました。

まだ1ケ月しか経っていませんが、

新しい人材が入る事は会社の雰囲気も

変わりますので良い事です。

 

新卒はもちろんの事ですが、

2年目、そして4年目、7年目、9年目などの社員と

毎日仕事を一緒にしていると感じる事があります。

 

それは「慣れ」です。

 

慣れには良い意味も悪い意味もありますが、

例えば新卒を見ていると目の前に起こる

全ての業務が初めてであり新鮮で、

そして緊張感も感じますので「慣れ」なんてありません。

 

2年目の子は新卒の業務はこの1年で

経験をしてきましたが、

まだまだ緊張感も感じられます。

 

緊張感がある仕事=良い結果
はイコールだと私は思います。

 

私は長年現場で大工をしてきましたが、

怪我をする時には決まって

「慣れ」からくる原因がありました。

 

怪我でなくても、収まりが間違っていたりする原因にも

図面をしっかりと見ていない、

または勝手な決めつけや思い込みなどが原因でした。

 

これも全て「慣れ」です。

 

同じ会社から仕事を請け負い、

同じ現場監督が来て、同じ関連業者が居れば、

無意識な「悪い慣れ」が発生します。

 

仕事での失敗の原因を追究していくと

「悪い慣れ」という無意識な感情が原因となり

起こった事はかなりの確率であると思います。

 

大工時代の時には大工の息子で生まれた訳ではなく、

自分で一つずつ切り開き仕事を

請け負ってきたので、仕事がある事を当たり前に

感じないように自分自身を常に律してきました。

 

20代の時に独立して初めて自分が

請け負った数万円の仕事を集金した際に

「ありがとうございました。」と言った瞬間に

「俺はいま心からお礼を言ってる、、」

と感じた事をいまだに忘れていません。

 

全て出来てきたかは自分では分かりませんが、

常に感謝の気持ちを持って仕事をしてきたと思っております。

 

道具を持つときも高所に居る時でも

常に「慣れ」が悪い方向に行かないように

緊張感を持つように自分で意識をしていました。

 

私は会社を経営しており、

周りには常に社員や業者さんがいます。

 

しかし、その立場で居られるのは

私どもを選んで下さるお客様が居るからです。

 

ここは絶対に慣れたら終わりだと思っています。

※誤解を恐れずに言いますが、お客様を神様なんて思っていません。
これは昔からの自分のこだわりですが、

技術を売って仕事をしている認識ですので、

お客様とは対等な関係で今後も良い関係を築きたいと思っております。

 

技術屋として常に現状に満足をせずに、

「今出来る最大の事を出し切る」と意識を高めて、

今後も悪い慣れが無いように、

社員含めて自分しか出来ない事に進んでいきます。

 

令和になり価値観も何もかも違う子かも知れませんが、

家づくりをこれから一緒にしていく仲間として

正直に関わっていきたいと思います。

 

金を残すのは三流
仕事を残すのは二流(名を残すのは二流)
人を残すのは一流

 

人をこの業界に残せるように。人財にするように。

 

一生懸命育てます。