Q.「長期優良住宅」ってなんですか？

回答

A.長く住み続けられるための工夫がなされた優良な家

・・・と言われても、具体的には何をもって長く住み続けられると判断されているの？というのが率直な疑問でしょう。

まず「長期優良住宅」の基準を決めているのは国土交通省。
つまり、その基準をクリアしなければ「長期優良住宅」とは謳えません。
そのために長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請して認定を受けます。

・長く住めるような構造や設備がある
・住みやすい環境等への配慮がある
・自然災害への配慮がある

などといったもの。
いわゆるよく聞く耐震等級や耐久性、省エネルギー性といったことがきちんと考えれている住宅といえます。

「長期優良住宅」のメリットは読んで字のごとく、長持ちして性能が良い家！というだけではありません。
実は、お金の面（税金の優遇）でもメリットがあります。

・ローン控除額が増える
・固定資産税の減額期間が長くなる（例：通常新築後5年間優遇のところ7年間になる等）
・不動産取得税の減税枠が増える
といった優遇が受けられることで節税も可能です。

ただし、メリットだけではありません。

・建築費が高くなる
・申請費用だけで2〜30万円かかることもある

など初期費用が通常よりもかかってしまうというデメリットも。

この初期投資を「高い」と捉えるか「安い」と捉えるのか。
その答えは、長期優良住宅に住んでみればおのずと実感し得るものなのかもしれません。
ぜひ長期優良住宅にお住まいの人の体験談を参考にしたり、モデルハウスの見学などで体感し、検討材料にしてみましょう。

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