Q & A
家づくりQ&A「家づくり目安箱」
Q.UA値ってなんですか?
回答
A.家の断熱性能を示す数値
UA値とは外皮平均熱貫流率のこと
ちょっと難しい名称で分かりづらいですよね。
つまり家のなかの熱がどれくらい逃げにくいか(もしくは、逃げやすいか)を測るものです。
UA値の数字が小さければ小さいほど断熱性能が高いということを示しています。
例えば夏の場合断熱性能が高いと
・クーラーで冷えた室内の冷気が外に逃げにくい
・外の熱気(外気)が室内に伝わりにくい
→つまりガンガンにクーラーをかけなくても、快適な室内温度が保てる
というわけで
・省エネルギー化により、日々の光熱費が節約できる
・地球温暖化にも貢献できる=SDGsに取り組める
・快適な住環境により、日常生活の質の向上(健康面)=医療費削減に貢献できる
といったメリットが期待できるためカーボンニュートラルを推進する国としても、令和4年6月に『建築物省エネ法』を改定し、あらゆる取り組みがなされています。
UA値は地域によって基準が異なる
UA値は国土交通省によって地域別に8区分されており、その区分によって基準値が定められています。
住宅の省エネルギー基準|IBECs(一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター)
例えば
北海道(1地域)のUA値は0.46
大阪(6地域)のUA値値は0.87
といったように各地域によって数値に幅があります。
厳密には大阪府内でも細かく分類されています。
地域区分新旧表(国土交通省発行資料)を参考に建築予定地域別に基準値を確認してみましょう。