Q.私が借りられる住宅ローンは、どれくらいですか？

住宅ローン額は金融機関が「いくら貸してくれるか？」がひとつの目安になります。
では、金融機関はどのようにその額を算出しているのでしょうか？

金融機関のローン審査のチェックポイントのひとつとなるのが年返済比率というもの。

年返済比率とは

年収に対する住宅ローンの年間返済額の割合です。
具体的には

年間の返済額÷年収

で年返済比率が算出できます。

さて、この年返済比率。金融機関により異なりますが上限は35％、安全ゾーンは20〜25％といわれています。

この基準を超えるとどうなるのでしょうか。
金融機関は返済に無理が生じる可能性が高まることを恐れ、借入額を減額することになります。
つまり、金融機関が設定した上限を0.1％でもオーバーすることはできないのです。

借りることができる金額を算出するにはこの安全ゾーンの％内で考えてみましょう。

例えば、年収600万円の人が安全ゾーンの20％を基準に算出する場合
年収600万円×20％＝120万円が年間返済額となります。
この場合、月々の返済額は120万円÷12ヶ月＝10万円となります。（金利分は除く）

返済期間は「そのローンが定めた完済年齢」ー「現在の年齢」、もしくは「そのローンが定めた最長返済期間」いずれか短い方で計算します。

今回の住宅ローン以外に自動車ローンなど他のローンを組んでいる場合は

年収×20％ー「他のローンの年間返済額」＝年間返済額
となるので注意しましょう。

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