Q & A
家づくりQ&A「家づくり目安箱」
Q.金利差0.5%なんて、許容範囲ですよね?
回答
A.小さな差額が積み重なれば大きくなる!
住宅ローンの金利の数字はかなり細かい設定。
特に、変動金利においては0.3・・と小数点以下の世界です。
固定金利の場合は初期設定で覚悟が決まりますが、変動金利の場合はその数値は文字通り変わり続けます。
その数字が小さくなれば嬉しい限りですが、もちろん上がることも想定しなければなりません。
そこで、相談者さんがおっしゃるとおり0.5%程度など許容範囲なのか?
ここでシミュレーションしてみましょう。
【シミュレーション例】
借入額:4.500万円(返済期間:35年 ボーナス返済:なし)
ご覧のように、たった0.5%の違いで月々の返済額と総返済額・利息割合に大きな差が生まれているのがわかります。
ということは、変動金利にした場合極端に言えば半年ごとにこの変化が訪れるといっても過言ではないということ。
変動金利は固定金利に比べると格段に利息割合が低いですが「変動する」ことへのリスクがかなり大きいということを肝に銘じておかなくてはいけません。
対して、固定金利は変動金利と比較すると確かに初期設定の利息割合は高くなりますが、これ以上上がるというリスクはないことゴールまでの返済金額が確定していることにより、安定した将来設計が可能です。
短期間の固定金利選択型(3年固定・5年固定)なども固定期間が終わった時に金利が上がっていた場合、同じようなリスクが発生することが0%ではないことから、あまりおすすめしません。
「どうなるかわからない」ことは長期的にはかなりリスキーなこと。
できる限り「計画が立てられる」ことを選択しリスクを低くすることをおすすめします。