Q.住みたいエリアの土地の坪単価が高いです。どうしたらいいですか？

坪単価とは・・・

まず建物の一坪当たりの値段を示す建物の坪単価と混同しがちですが、土地の坪単価とは土地の一坪あたりの価格のこと。
その土地の価値の目安になるものと考えて良いでしょう。
では、その単価はどのように決められているのでしょうか。

「利便性」

難しいことを言えばキリがありませんが、一番簡単なバロメーターは「利便性」。
その中でも一番わかりやすいのが「駅」です。
駅から近ければ近いほど坪単価は高くなり、遠くなればなるほど安くなります。
限られた予算内で家を建てるのですから、土地の購入費用にも上限があるはず。
同じ予算で土地を探した場合、駅近だと狭小住宅になってしまうものの駅から離れた土地だとゆとりのある設計が可能になります。
また、駅だけでなく「人気エリア」なども大きく関わってきます。
例えば、同じ「駅徒歩５分」であっても都心部の「駅近」と郊外エリアの「駅近」では価格は変わります。
では、ほしい土地が見つかったものの土地の坪単価が高い場合、予算に収めるためには広さを我慢して購入すべきでしょうか？
極論ですが、例えば6人家族なのに2DLKの間取りの家を建てても子どもたちが小さいうちは良いですが、いずれ破綻するのは必至です。

土地探しの沼にはまらないコツ

土地の坪単価にあわせて予算配分するのではなくまずは自分たちにとって必要な坪数（広さ）はどれくらいかを知ることから取り組んでみることをおすすめします。
どのように暮らしたいか。そのためにはどれくらいの広さが必要か。そこからまず考察していけば、おのずと自分たちの予算にみあった坪単価を算出することができるはずです。
欲しい土地の坪単価に自分たちが合わせるのではなく、”自分たちの坪単価”を基準にして土地を探すこと。
これが土地探しの沼にはまらないコツ。
この”ｍｙ土地坪単価”を知っておかないと、土地は一生探せません。
これをしっかり肝に命じ、土地価格と建物価格のバランスを見極めながら現実的な土地探しに取り組みましょう。

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